研究課題/領域番号 |
10878165
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医用生体工学・生体材料学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
吉田 敏臣 大阪大学, 生物工学国際交流センター, 教授 (00029290)
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研究分担者 |
澤 芳樹 大阪大学, 医学部・第一外科, 助手 (00243220)
高木 睦 大阪大学, 生物工学国際交流センター, 助教授 (20263212)
畑中 千秋 北九州工業高等専門学校, 化学工学科, 教授 (80180884)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 人工肺 / ハイブリッド / 細胞接着 / プラズマ放電 / 内皮細胞 / 親水化 / 中空糸 / 人工臓器 / 人口肺 / 中空系 |
研究概要 |
細孔経0.05×0.15μmである人工肺用のポリプロピレン製中空糸にアンモニアガス0.05mmHg雰囲気下で高周波印加(13.56MHz,30W)を行いプラズマ放電処理を行った。その中空糸を微生物培養用ディッシュ底面にシリコン接着剤により固定し、内皮細胞を接種し37℃、5%CO_2雰囲気下で5日間培養した。接種細胞密度が2×10^6cells/ディッシュの場合に、培養途中に2回2×10^6cells/ディッシュの細胞を再添加することにより、到達接着細胞密度はおよそ10倍に高まり4×10^4cells/cm^2となったが、培養に10日間も要した。これに対して、接種細胞密度を10倍の2×10^7cells/ディッシュとすると、わずか培養1日で到達接着細胞密度は1×10^5cells/cm^2にもなった。この短期間で高密度に達した細胞は、中空糸上で凝集したり局在化したりすることなく良好に接着していた。 この中空糸上に接着した細胞に対して、血液循環時を模した層流を負荷した結果、1.6dyn/cm^2の専断力を30分間与えても30%以上の細胞が残存することがわかった。
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