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代数幾何学と計算機代数、符号理論

研究課題

研究課題/領域番号 10894002
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分企画調査
研究分野 代数学
研究機関京都大学

研究代表者

丸山 正樹  京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50025459)

研究分担者 橋本 光晴  名古屋大学, 大学院・多元数理科学研究科, 教授 (10208465)
蔵野 和彦  東京都立大学, 理学部, 助教授 (90205188)
上野 健爾  京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40011655)
森脇 淳  京都大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (70191062)
吉田 敬之  京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40108973)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1998年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
キーワード計算機代数 / グレブナー基底 / 符号理論 / 可換環論 / 代数幾何学 / 多項式環
研究概要

この研究課題について、我が国の研究水準はかなり低いレヴェルにある.計算機代数が非常に発展性のある分野であり、数学全般のみならず、工学における種々の分野にも広い応用を持っていることが漸く知られるようになった、というあたりが我が国の現状である.この実状を踏まえて、この分野の現状の解説と今後の研究課題についての報告を雑誌「数学のたのしみ」のフォーラムとして特集し、4篇の論文として纏めた.さらに、「多項式環とその周辺」という表題で、研究会を開催し、純粋に数学の専門家のみならず、計算機代数および符号理論を計算機上で実現する研究を遂行している企業の研究者にも参加してもらい、互いの情報交換と今後の方向についての検討を行った.なかでも、三浦晋示氏(ソニー)と野呂正行氏(富士通)にはそれぞれ
符号とグレブナー基底
計算機上での多項式の演算 -因数分解、グレブナー基底、準素分解
という表題で講演してもらい、数学理論が計算機上でどのように実現されるかについて理解を深めた.数学者側からは単項敷きイデアルなどの普遍量の計算についての報告など、グレブナー基底の理論的応用に関心が集まった.
また、代数幾何学への応用を目指して、代数幾何学ミニシンポジウムを主催して、代数幾何学者のこの分野への理解を図った.
一年間の研究の結果、この分野については日本の研究の水準を上げていく努力を続けていくべきであることがはっきりした.数学として可換環論、代数幾何学の基礎理論の一環として、あるいはアルゴリズムという視点からの応用を発展させつつ、一方で計算機科学、工業技術への幅広い応用が見込まれる.

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 丸山正樹: "グレブナー基底入門" 数学のたのしみ、上野、志賀、砂田編集、日本評論社. 11. 18-34 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 高山信毅: "グレブナエンジンのプログラマ達" 数学のたのしみ、上野、志賀、砂田編集、日本評論社. 11. 35-48 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 日比孝之: "グレブナー基底と可換環" 数学のたのしみ、上野、志賀、砂田編集、日本評論社. 11. 49-60 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 丸山正樹: "グレブナー基底の代数幾何学への応用" 数学のたのしみ、上野、志賀、砂田編集、日本評論社. 11. 61-71 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 丸山正樹: "多項式環とグレブナー基底" 共立出版, (2000)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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