研究課題/領域番号 |
10896002
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
植物保護
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
上田 一郎 北海道大学, 農学部, 教授 (10113523)
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研究分担者 |
日比 忠明 東京大学, 大学院・農学生命研究科, 教授 (50261954)
高橋 英樹 東北大学, 大学院・農学研究科, 助教授 (20197164)
古澤 巌 京都大学, 大学院・農学研究科, 教授 (10026594)
道家 紀志 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 教授 (80023472)
白石 友紀 岡山大学, 農学部, 教授 (10033268)
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研究期間 (年度) |
1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1998年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
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キーワード | 植物病原体 / 宿主 / 相互作用 |
研究概要 |
植物が病原微生物の侵入に応答して、耐病性を示す現象を分子レベルで解明することは、病気を制御する新戦略を構築するために今後益々重要であることを確認した。このため、本企画調査では、耐病性の分子機構に関して病理学、遺伝学、分子生物学、生化学、生理学の個々の分野で卓越した貢献をしている日本の研究者が、それぞれの専門領域にとどまらず、情報交換と討論の中で、今後の研究の明確な方向付けを行い、研究協力体制を整備して将来重点領域として発展させる為の準備段階とした. 最近、分子生物学・分子遺伝学的手法を用いて耐病性の分子機構を解明する研究が世界的に急速に成果を上げてきており、永年の生化学的、生理学的な植物の防御機構に関する解析の蓄積と相まって、現在は断片的であるが、近い将来には、耐病性機構が具体的かつ統一的に解明されるであろうと思われる.そこで、合同班会議などを開催し、研究者それぞれに行っている研究をお互いに紹介して学会発表などよりも深く議論をしてゆくなかで、どこが重要な問題点か、欧米の研究の追試ではなくオリジナルな点はどこか、どこに注目すれば国際的にも重要な研究が確立されていけるかなどを論議した。 またその重要性にもかかわらず、この分野に携わる研究者の人口はかなり少ない。研究の底辺を広げていくことも重要であろう。そのために、まず、研究分担者が情報を共有する目的で本プロジェクトに関係する人々を集めたシンポジウムを企画した。 ‘植物-徹生物の分子応答の解明にむけて'を開催し、アメリカより招へいした2名を含む7名の研究者による講演と討論を実施した。 以上の、討論とシンポジウムの成果を踏まえて、科学研究費補助金「特定領域研究(A)」平成11年度発足特定領域申請書‘植物-病原微生物の分子応答機構の解明-耐病性植物の創出に向けて-'を作成して申請した。
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