研究課題/領域番号 |
10897012
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
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研究機関 | 香川医科大学 |
研究代表者 |
小栗 顕二 香川医科大学, 医学部, 教授 (40079934)
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研究分担者 |
横野 諭 香川医科大学, 医学部・附属病院, 助教授 (70106425)
上農 喜朗 兵庫医科大学, 医学部, 助教授 (30289061)
柴田 瑩 徳島大学, 薬学部, 助教授 (40035556)
金品 昌志 徳島大学, 工学部, 教授 (80035617)
末崎 幸生 佐賀医科大学, 医学部, 教授 (80069484)
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研究期間 (年度) |
1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1998年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
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キーワード | 麻酔薬 / 麻酔理論 / 作用機序 / 非特異的結合 / 物性的研究 / 国際研究開催 |
研究概要 |
麻酔薬の作用機序の研究の世界的な動向は麻酔薬の作用はひとえに神経伝達物質の受容体蛋白などに特異的に作用することによるとの研究に集中している。これまでの麻酔のendpointとdosisの関係から分析されている研究結果からは麻酔薬が麻酔状態を発揮するには20乃至30個の対象となる結合部位が関係するとされているので麻酔薬の作用の仕方は起こってくる現象が特異であっても古典的なリガンド・レセプタ結合ではないことは自明であろう。さらに世界の動向は過去1世紀にわたって活用されてきた麻酔のリピッド説を否定するに至り、多くの研究結果が百花斉放の状態でもたらされ、物性論から麻酔作用の概念を総括することが不可能な状態になっている。 研究代表者は上記の「分化」の状態から「統合」することを模索して1999年12月8-10日に高松市でThe 2ndInternational Workshop in Anesthetic Mechanismsを1994年に引き続いて開催し、物性研究分野の研究を活性化することを計画した。その準備状況は以下のごとくである。すなわち、 1997年6月カルガリ大学で開催されたThe 5th International Conference on Molecular and CellularMechanisms of Anesthesiaの会場で上記国際集会開催を発表した。1998年7月11日第1回準備委員会を大阪千里ライフサイエンスセンターで22名の日本人研究者で協議した。同9月上旬日本麻酔学会、日本生物物理学会、日本化学会コロイドおよび界面化学部会の後援をとりつけ、ホームページ(http://www.kms.ac.jp/qqc/IWAM/home.html)を立ち上げ、1st circularを国内400,海外300に発送した。 また公用出張をかねてカルガリ大学S.Roth教授と協議を行った。11月22-23日には佐賀医科大学で第2回準備委員会を開いた。1999年1月現在、米国から9名、英国から1名、カナダから1名、ドイツから1名、ルーマニアから1名の招待者が確定している。最終的には約45名の海外からの参加者を見込んでいる。
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