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歯内ならびに歯周治療効果の細菌学的評価システムの構築とその疫学的調査への応用

研究課題

研究課題/領域番号 10897017
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分企画調査
研究分野 保存治療系歯学
研究機関大阪大学

研究代表者

岡田 宏  大阪大学, 歯学部, 教授 (40038865)

研究分担者 北村 正博  大阪大学, 歯学部附属病院, 講師 (10243247)
島内 英俊  大阪大学, 歯学部附属病院, 講師 (70187425)
安孫子 宣光  日本大学, 松戸歯学部, 教授 (70050086)
奥田 克爾  東京歯科大学, 歯学部, 教授 (40085741)
戸田 忠夫  大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (70067023)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1998年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード歯周治療 / 歯内治療 / 細菌学的検査 / WWW
研究概要

歯内/歯周疾患は複雑・多岐にわたる細菌による感染症であるにもかかわらず細菌検査が日常的に実施されていない現状を踏まえて、本研究では歯内/歯周治療効果の細菌学的評価システムを構築するための問題点の抽出を目的として、現在の細菌学的検査の実施状況の実地調査ならびに、インターネットを利用した細菌学的検査の意義に関するアンケートを実施した。その結果、臨床医は、既に歯周治療においては化学療法が臨床に組み込まれている現状をみても、歯内/歯周治療の治療効果の判定に際して細菌学的評価システムを構築する意義、必要性を認識していることが確認された。また、細菌学的検査の実施に当たっては以下のような問題点が存在するとの指摘がなされた。すなわち、(1)チェアーサイドで実施可能なのか、(2)どのように臨床治療に結びつけるのか、(3)一貫した再現性の高い検査法は確立できるのか、(4)保険医療体制のなかで実施が認められるのか、(5)患者側からみて、経済性、検査時間などに見合う十分なメリットがあるか、などである。また、歯内治療の臨床における細菌学的手法の導入状況とその結果の評価の取り扱いについて、9施設(東京医科歯科大学、東北大学、東京歯科大学、日本大学、日本歯科大学、明海大学、広島大学、大阪大学ならびに大阪歯科大学)での調査を行った。その結果、6施設では臨床実習ケースとして市販の培地を使用した好気的培養法が行われており、うち2施設では嫌気的培養法の実施と薬剤感受性試験による治療の効率化が試みられていた。ただし、根管内細菌検査の結果と治療成績の関連についての評価がされている症例はまれであり、より多くの症例での嫌気的根管内細菌培養検査の実施ならびに検査結果を治療成績の関連性の評価システムの構築が必要であることが明らかとなった。一方、嫌気的細菌培養法の煩雑性のため、この分野においてもPCR法の応用も含めたDNA診断法の確立が必要であり、今後、各種細菌特異的プローベの開発に向けた研究展開を行わねばならないとの結論を得た。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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