研究課題/領域番号 |
10897020
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
歯周治療系歯学
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研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
山田 了 東京歯科大学, 歯学部, 教授 (20103351)
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研究分担者 |
前田 勝正 九州大学, 歯学部, 教授 (00117243)
長谷川 絋司 昭和大学, 歯学部, 教授 (70014024)
岡田 宏 大阪大学, 歯学部, 教授 (40038865)
村山 洋二 岡山大学, 歯学部, 教授 (50029972)
高橋 和人 神奈川歯科大学, 歯学部, 教授 (00084707)
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研究期間 (年度) |
1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1998年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
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キーワード | 細胞 / 生物活性機能 / 組織再建療法 / エナメル基質タンパク / rh-BMP-2 / ビスホスホネート / BMP複合コラーゲン / 遺伝因子 |
研究概要 |
1. 技術開発:1)エナメル基質タンパクは歯根膜由来細胞の細胞外基質産生能を高めることが示唆された(山田、渋川)。また、残存歯根膜細胞を遊走させる能力は高いが、分化誘導能のない可能性が高いことが示唆された(長谷川)。2)(1)PGSを担体としたrh-BMP-2は根分岐部の骨再生能を促進することが示唆された(小田).rh-BMP-2は、骨再生が著明であるが、根吸収、骨性癒着を生じ、セメント質形成は少なかった。また加齢に伴い骨形成量は少なくなる(加藤)。(2)bFGFは、軟組織および硬組織に対する組織再生を促進する(岡田).(3)ピスホスホネートはGTR法における歯槽骨再生を促進する(渋谷)。3)BMP複合コラーゲン線維は、有細胞性セメント質と歯根膜を再生する(久保木)。2.理論新構築1)に関し、(1)GTRメンブレンは、抜歯窩上に骨膜と血管網を誘導し、術者の意図する歯槽頂の形態を形成する(高橋)。(2)培養ヒト歯根膜線維芽細胞が特徴的に発現する遺伝子を1種得た。また、骨欠損修復過程で特徴的に発現する遺伝子を2種得た。線維芽細胞にgreen fluorescentprotein遺伝子を導入する系を確立した(村山)。2)に関し、(1)線維芽細胞の培地から血清や増殖因子を除去し、ALPの発現が誘導されcollagen polymerとの接着により抑制され、collagen monomer、denatured collagen、fibronectin、vitronectin、fibrinogenとの接着は維持された(前田)。(2)4〜6週培養で歯根膜細胞が残存歯根膜より遊走、増殖し、アルカリフォスファターゼ活性発現細胞が母床付近に見られた(川浪)(3)TGF-β、finbronectinは、HPDLのSPARC産生を促進した。、またSPARCはHPDLの増殖を促進した。(4)Hertwig上皮鞘は上皮塊となり、セメント質中および歯根膜組織内に存在し、後者はさらに生物学的活性を維持する(下野). 以上の報告を得、さらに新たに参加する大学を統合し、平成12年度重点領域研究として申請すべく研究態勢の企画調整を行っている。
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