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インターネットで共有する臨床検査データベースの開発-MRSA症例データベースとその解析システム-

研究課題

研究課題/領域番号 10897027
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分企画調査
研究分野 病態検査学
研究機関山口大学

研究代表者

井上 裕二  山口大学, 医学部・附属病院, 教授 (80213180)

研究分担者 神辺 真之  広島大学, 医学部, 教授 (70034139)
岡田 正彦  新潟大学, 医学部, 教授 (30018915)
菅野 剛史  浜松医科大学, 医学部, 教授 (70051406)
松田 信義  川崎医科大学, 医学部, 教授 (80148684)
只野 寿太郎  佐賀医科大学大学, 医学部, 教授 (50053054)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1998年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
キーワードデータベース / 臨床検査 / 検査診断 / インターネット / セキュリティー
研究概要

複数の施設がインターネット上で臨床検査情報を共有できるデータベースを構築し、データ解析のプログラムも共同開発したものが相互に利用できるシステムの開発を企画した.
本研究の意義は、複数の施設がそれぞれに保有する細菌検査データベースを一定の書式に共通化することによって、他施設のデータを参照するだけでなく、他施設で開発した解析プログラムを自施設のデータにも適用できるような情報環境を実現することにある.そのためには、施設毎に異なっている検査データベースの書式、検査データの表記法、分析物や検査結果のコード体系、等を共通化を目的にして詳細に検討すること、日本臨床病理学会コードを基本にしてデータベースの標準フォーマットを作成すること、およびデータベース利用におけるプライバシィ保護、アクセス権、セキュリティ管理、等のコンセンサスを得るため、複数の研究機関と共同した企画調査を実施した.
大学病院および基幹病院の検査部で管理する細菌検査データベースを対象にして、その構造、分析物の検体コード、検出された細菌の菌名コード、などのコード体系を調査した.各施設が使用する固有コードを臨床病理学会コードやMEDIS-DC細菌コードなどに変換する過程で、公認されたコード体系が微生物検査には十分対応できていないことが明らかになった.
データベースにとりあげるべき項目は、入院日、転棟転科日、投薬開始日など入退院記録、手術記録、などの患者病歴データからの引用が不可欠であり、検査システム、病歴システムなどのシステム間データ転送の標準的手順に準拠することが必要になる.
また、データベースをインターネット上に置いたときのプライバシー保護、セキュリティ管理の技術の調査により、広域データベースの安全な利用法は実用の域に達していることがわかった.

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 瀬戸 信夫,他: "小野田市における保健医療福祉ネットワークのための連携業種の人的連携システム" 医療情報学. 18. 291-297 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 久長 穣,他: "地域保健医療福祉ネットワークにおける暗号化手法の有効性の検証" 医療情報学. 18. 309-311 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 松野 容子,他: "微生物検査情報の品質管理と院内感染防止対策への活用" 臨床病理. 46. 1097-1102 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 井上 裕二: "臨床検査情報の標準化と電子化の現状" 臨床病理. 45. 577-580 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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