研究課題/領域番号 |
10898004
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
家政学一般(含衣・住環境)
|
研究機関 | 共立女子大学 |
研究代表者 |
永山 升三 共立女子大学, 総合文化研究所, 教授 (50228061)
|
研究分担者 |
桑村 典子 昭和学院短期大学, 生活文化科, 教授 (50088960)
木村 美智子 桜の聖母短期大学, 生活科学科, 助教授 (70214898)
石久保 鈴子 東京家政大学, 家政学部, 講師 (20056394)
片山 倫子 東京家政大学, 家政学部, 教授 (20056386)
阿部 幸子 青山学院女子短期大学, 家政学科, 教授 (80084226)
|
研究期間 (年度) |
1998
|
研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
|
配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1998年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
|
キーワード | ライフサイクルアセスメント / 洗濯 / 国際環境規格 / 社会 / 家庭 / 環境評価 / リスクコミニケーション / 洗濯機 |
研究概要 |
洗濯行動による環境汚染の問題は社会的に取り上げられているが、その論議は観念的・独断的な論議に終始している。この調査研究においては、ライフサイクルアセスメント(LCA)の手法を適用して、この問題を科学的・定量的に評価する手法の開発の枠組みについて検討を進めた。 現在LCAはISO-14000の規格化により展開を見ている。しかし、ISO-LCAは対象とする個々の製品やサービスの環境への影響を現状データで評価するものであり、ここで研究の対象とするような人間生活を範疇とする家庭という社会の単位を基盤とする場合にはそのまま適用するのは不十分であることが分かった。 そこで「社会としての全体の評価」が欠落しないよう統合的なLCAを完成できるよう「家庭での洗濯行動」を事例としてその評価システムの構築を目指した。 そのためには、洗濯機の使用条件と生活の枠組み(家族構成を考慮したまとめ洗いか否かの行動パターン)と電力・水等のインフラストラクチャーの関係、洗濯機の構造と形状(国際比較も含め)で検討するシステムが必要である。また生活・社会的影響評価(生分解性・環境毒性)を含めた影響評価の方法が必要である。そして最終的には、結果を社会的コンセンサスのための環境リスクコミニケーションの方法についても研究企画する必要があることが分かった。 上記調査研究を進めるにあたって国際性のある知見とするため、ドイツにおいて開催されたInternational Detergency Conferenceに出席し調査と討議をした。
|