研究課題/領域番号 |
10898015
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
社会システム工学
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研究機関 | 甲南大学 |
研究代表者 |
中山 弘隆 甲南大学, 理学部, 教授 (20068141)
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研究分担者 |
服部 雄一 甲南大学, 理学部, 教授 (80149947)
中迫 昇 近畿大学, 生物理工学部, 助教授 (90188920)
高橋 佳孝 農水省中国農業試験場, 畜産部, 主任研究官
國松 孝男 滋賀県立大学, 環境科学, 教授 (10074064)
三谷 克之輔 広島大学, 生物生産学部, 教授 (40034467)
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研究期間 (年度) |
1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 農業資源管理 / 多目的決定 / 畜産システム / 環境生物学 / 草地生態学 / 統計的モデリング / ディジタル信号処理 |
研究概要 |
本研究の目的は、森林、農地利用、食料等の農業資源管理問題を自然生態系、景観および社会におよぼす影響等種々の観点から考察するために、オーストリア国ウィーン郊外にある国際応用システム解析研究所(IIASA:International Institute for Applied Systems Analysis)および米国テキサス大学R.H.Richardson教授と国際共同研究を行うための企画調査である。 このために、 1. 環境を考慮した農業資源管理に関するワークショップを畜産システム研究会と共催し、放牧により豊かな草地を回復した三瓶山国立公園を見学した。 2. 余計な人力を入れず、放牧牛により荒地を開墾させることによって自然生態系を損なわずに美しい景観をもつ牧場を作り出した旭川斉藤牧場他を視察し、さらに畜産システム研究会および緑と水の連絡会議(島根県)との共催で「自然生態系と調和した農業に関するシンポジウム」を開いた。シンポジウムでは、米国テキサス大学R.H.Richardson教授による自然生態系と調和した農業生産をめざす全体論的農業に関する講演、および国際応用システム解析研究所土地利用プロジェクトリーダーのG.Fischer博士による地球規模の環境を考慮した土地利用問題に関する講演を基に意見交換、討論を行った。 3. 滋賀県琵琶湖研究所にて琵琶湖の水資源管理について琵琶湖研究所の活動を聞き、問題点について討論を行い、さらに琵琶湖の漁師および湖北の大規模稲作農家と懇談し、水産および稲作農業と環境の関わりについて意見交換を行った。 以上の活動を通じて、自然生態系および環境を考慮した農業資源管理に関して問題点を抽出し、今後に計画されている国際共同研究の方向付けを行った。
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