研究課題/領域番号 |
10898026
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
医用生体工学・生体材料学
|
研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
比企 静雄 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (50006227)
|
研究分担者 |
福田 友美子 国立身体障害者リハビリテーションセンター, 研究所, 室長
鎌田 一雄 宇都宮大学, 工学部, 教授 (80016609)
渡辺 亮 熊本大学, 工学部, 教授 (50040382)
伊福部 達 北海道大学, 電子科学研究所, 教授 (70002102)
|
研究期間 (年度) |
1998
|
研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
|
配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1998年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
|
キーワード | 聴覚 / 人工聴覚 / 補聴 / 視覚 / 触覚 / 音声 / 音声信号処理 / 感覚代行 |
研究概要 |
この研究では、従来主として欧米の言語の音声に使われていた人工聴覚を、アジア諸言語の音声に適用した場合に必要になる、特有な情報伝達方式の問題点を研究するための協力体制を作ることを企画している。国外の協力研究機関としては、韓国のソウル市、中国の上海市と香港市、台湾の台北市にある大学の医学部と、すでに密接に連絡を取り合っている。今年度はこのうちのとくに中華人民共和国の香港市の国立大学医学部耳鼻咽喉科学教室を、1998年12月に研究代表者の比企静雄が訪問して、今後の他のアジア諸国と国内の研究者も含めた研究計画について、ミカエル トン教授や関連の研究者と具体案を検討し、このような研究体制が実現できる見通しが得られた。 一方、この研究課題について研究代表者の比企静雄らが進めている予備的な検討の結果"アジア諸言語の音声の声の高さの情報の伝達のための人工聴覚の装置の設計"について、1998年11月にオーストラリアのシドニーで開催された第5音声言語処理国際会議で報告した。現在世界的に使われている人工内耳の開発をしてきたオーストラリアの研究者達に、この新しい問題点について注意を喚起することができた。また、これに先立って1998年8月に札幌市で開催された第3回世界、バイオメカニクス国際会議でも同様な報告をして、生体工学の分野からも討議をしてもらった。 年度の終わりには、国内の研究代表者と分担者が相互に訪問して、報告書の作成ついて打ち合わせをしている。
|