研究課題/領域番号 |
10J00725
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
物性Ⅱ(磁性・金属・低温)(実験)
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
江口 学 京都大学, 大学院・地学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2012年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2011年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2010年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | Li_2(Pd_<1-x>Pt_x)_3B / CaIrSi_3 / スピン一重項-三重項混合状態 / 磁気異方性 / スピン軌道相互作用 / ラシュバ型 / 新物質探索 / 比熱 / Li2(Pd1-xPtx)3B / CaMSi3(M=Ir, Pt) / 静水圧下電気抵抗測定 / ラッシュバ型 / 単結晶育成 / 物質探索 / CaMSi_3(M=Ir, Pt) / スヒン一重項-三重項混合状態 |
研究概要 |
【1】単結晶CaIrSi_3の超伝導特性の磁気異方性の起源の解明 本年度は単結晶CaIrSi_3における超伝導の磁気異方性を比熱、磁化率、および電気抵抗率測定により調べ、その結果10%程度の磁気異方性が存在することを明らかにした。本成果は昨年度に行った第一原理計算および光電子分光実験と合わせ、Physical ReviewB誌に掲載された(査読付論文2)。次に共同研究で高感度磁気トルク測定による超伝導異方性の検証を行い、その結果異常な超伝導異方性が存在することが判明した。この振舞の起源を明らかにするため透過型電子顕微鏡(TEM)による原子像の観察を行った。本成果は今後論文にまとめて発表する予定である。またベクトルマグネットを用いた超伝導特性の角度依存性の解明は、マシンタイムの都合で十分な時間を確保することが出来なかったため行っていない。 【2】スピン三重項超伝導体Li_2(Pd_<1-χ>pt_χ)_3Bの特異なフォノンスペクトルの起源の解明とLi_2Pt_3(B_<1-χ>Al_χ)の不純物効果 報告者が昨年度に発見した比熱の異常についてさらに知見を得るため、近似を含まない一般式を用いた比熱解析プログラムを自ら作成して解析を行った。その結果異常な振舞の定量的な評価に成功した。さらにLi_2Pt_3(B_<1-χ>Al_χ)を含む多数の試料の比熱および電気抵抗測定を行い、新奇超伝導状態および特異なフォノンスペクトルが物質由来の本質的なものであることを確認した。本成果は現在Physical ReviewB誌に投稿、受理され近日中に出版予定である。 【3】A-T-X_3系及びLi_2(Pd_<1-χ>Pt_χ)_3Bの単結晶育成と物性評価 単結晶育成は報告者の博士論文および就職活動に予想以上に時間が割かれたこと、および予算の都合でMoるつぼが確保出来なかったため行っていない。一方でCaIrSi_3と同じ結晶構造を持つ多結晶CaRhSi3の作製に成功し、超伝導特性を明らかにした.
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