• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

プラスミドを活用した活性汚泥プロセスの難分解性化学物質分解能の増強に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10J00815
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 環境技術・環境材料
研究機関高知大学 (2011)
大阪大学 (2010)

研究代表者

筒井 裕文  高知大学, 教育研究部・自然科学系, 研究員

研究期間 (年度) 2010 – 2011
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2011年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2010年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードプラスミド / 難分解性化学物質 / 活性汚泥 / プラスミドオーグメンテーション / 伝達性プラスミド
研究概要

昨年度までの検討より、難分解性化学物質の分解に係る遺伝子をコードしたプラスミドを導入するプラスミドオーグメンテーションによる、活性汚泥プロセスの難分解性化学物質の分解能の増強が有効であることが、2,4-Dをモデル汚染物質として、またpJP4をモデルプラスミドとしてそれぞれ用いたラボスケールのリアクター試験により示唆された。よって今年度は、プラスミドオーグメンテーションを適用する場として非常に好ましい特徴を有している、膜分離活性汚泥法(MBR)に着目した。特に、活性汚泥内のプロファイルは、活性汚泥内に存在する細菌、およびプラスミドにより影響を受けるため、MBRとCASで形成される微生物群集構造およびプラスミドプロファイルの違いを調査した。
調査対象地として、MBRと標準活性汚泥法(CAS)が並列して設置されており、同一組成の下水がそれら2つのプロセスに流入する実下水処理場を選定した。MBRの運転開始時期より、経時的にMBRとCASから活性汚泥サンプルを採取し、微生物群集構造と活性汚泥内に保持されているプラスミドのプロファイルをT-RFLP法により調査した。
T-RFLP解析で微生物群集構造を調査した結果、MBRにはCAS由来の種汚泥が植種されたために、運転開始時点ではMBRとCASが同様の群集構造を示したが、運転開始後は時間経過と共に異なる微生物群集構造を示すことが明らかとなった。さらに、活性汚泥内に保持されているプラスミドのうち、難分解性化学物質の分解能がコードされているものが多く含まれるIncP1グループのモニタリング方法の開発を試み、制限酵素HhaIを用いたT-RFLP法に供することで、IncP1グループの中でも、IncP1-α、β、εグループに特徴的なピークに分けて検出できることを明らかにした。

報告書

(2件)
  • 2011 実績報告書
  • 2010 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 2010

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Plasmid-mediated Bioaugmentation of Sequencing Batch Reactors for Enhancement of 2,4-dichlorophenoxyacetic Acid Removal in Wastewater Using Plasmid pJP42011

    • 著者名/発表者名
      筒井裕文
    • 学会等名
      第4回IWAアジア太平洋地域会議(IWA-ASPIRE)
    • 発表場所
      東京国際フォーラム
    • 年月日
      2011-10-04
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
  • [学会発表] プラスミドオーグメンテーションによる活性汚泥の2, 4-D分解能強化の検討2010

    • 著者名/発表者名
      筒井裕文
    • 学会等名
      第47回下水道研究発表会
    • 発表場所
      ポートメッセなごや(名古屋市)
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書

URL: 

公開日: 2010-12-03   更新日: 2024-03-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi