研究課題/領域番号 |
10J03057
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
植物生理・分子
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研究機関 | 国民遺伝学研究所 (2012) 総合研究大学院大学 (2010-2011) |
研究代表者 |
塚原 小百合 国民遺伝学研究所, 総合遺伝研究系, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2012年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2011年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2010年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | レトロトランスポゾン / セントロメア / シロイヌナズナ / エピジェネティクス / エピジェネティック |
研究概要 |
シロイヌナズナ近縁種のレトロトランスポゾンTal1は、セントロメア領域特異的に転移する。本年度は、Tal1のセントロメア領域へのターゲッティングに必要な因子を同定することを目的とし、実験を行った。具体的には、Tal1の発現を誘導できるような形質転換体に対して、EMS処理により変異を誘導した後、Tal1の発現を誘導して転移させ、Tal1がセントロメアをターゲッティングできなくなる変異体の選抜を行うことを目的とした。本年度の成果としては、スクリーニングに必要なコンストラクト、および形質転換体の作成までを行った。 <コンストラクトの作成> (1)エストロゲン誘導Tal1コード領域 EMS処理後にTal1の転移を引き起こすことができるよう、発現誘導可能なTal1コンストラクトを作成した、エストロゲン誘導のベクターにTal1のコード領域(逆転写酵素、インテグレース等転移に必要なタンパクをコードする)をつなぐ。LTR部分は含まないため、この配列自体は転移しない。 (2)Tal1 LTR領域 Tal1の内部配列(タンパクをコードする領域)を除去し、LTRとその内側数百bpのみを含む。転移に必要なタンパクをコードしないため、この配列だけでは転移できないが、タンパク存在下で転移可能。 <形質転換> 上記の2種類のコンストラクトについて、それぞれ別々に形質転換を行い、A. thalianaに導入した。このうち1種類については形質転換体を得ることができた。
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