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トランシルヴァニアにおけるジプシーの音楽経験の多様性についての人類学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10J04450
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 文化人類学・民俗学
研究機関一橋大学

研究代表者

林 美鈴  一橋大学, 大学院・社会学研究科, 特別研究員(DC1)

研究期間 (年度) 2010 – 2012
研究課題ステータス 完了 (2012年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2012年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2011年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2010年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードジプシー / 東欧 / 音楽 / ポスト社会主義 / ルーマニア / 音楽経験
研究概要

本研究の目的は、ルーマニア、トランシルヴァニア地方におけるジプシーミュージシャンの活動を軸に、彼らの音楽経験のあり方を人類学的に考察することである。それに関する平成24年度の研究成果としては、7月から10月にかけての海外でのフィールド調査とその後の研究会での発表である。海外フィールド調査において行った研究実績は以下の2点である。1、かねてより接触していたブカレスト市内のジプシーミュージシャン達の活動に付き添い、プライベートパーティや結婚式といった場での彼らの仕事についての参与観察を行った。さらに、生計活動以外のミュージシャン達の音楽活動について、ブカレスト市内のバプティスト教会を中心に参与観察を行い、そこに集う人びとの出自や、ルーマニア国内における当教会の位置づけ、そこで演奏される音楽に関しての情報収集に努めた。2、現地の研究者であるAdrian Schip氏や、アクティビストであるCiprian Necula氏らのインタビューを行い、ルーマニア国内の活動や研究動向の把握に努めた。加えてトルコ共和国、イスタンブールにて行われたGypsy Lore Societyによる国際シンポジウムに参加し、最新の研究動向の把握に努めたほか、ジプシー研究の第一人者であるThomas Acton教授やジプシー音楽研究の主砲であるCarol Silverman教授らと懇談を行い、EU問題に関するジプシーの動態や、イギリスにおける東欧からの移民ジプシーの動向などについての意見を伺った。このように海外渡航において目的としていた参与観察、情報収集は十分に達成できたものと考える。海外出張以外の研究実績としては、平成24年度6月に行われた日本文化人類学会第46回研究大会において、口頭発表を行った。発表内容は、平成23年度に行った海外調査によって導かれた問いと成果、及び今後の課題が主なものとなり、発表時には他の研究者の方々から今後の論文執筆に際して重要となる貴重な意見やアドバイスを頂くことができた。

報告書

(3件)
  • 2012 実績報告書
  • 2011 実績報告書
  • 2010 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012 2010

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 音楽のグローバライゼーション再考に向けて-ポスト社会主義ルーマニアにおけるジプシー音楽の変容と生成-2012

    • 著者名/発表者名
      林 美鈴
    • 学会等名
      日本文化人類学会第46回研究大会
    • 発表場所
      広島大学
    • 年月日
      2012-06-24
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書
  • [学会発表] 音楽と人間の相互作用の可能性-トランシルヴァニアにおけるジプシー音楽の引き起こす経験について-2010

    • 著者名/発表者名
      林美鈴
    • 学会等名
      日本文化人類学会第44回研究大会
    • 発表場所
      立教大学新座キャンパス
    • 年月日
      2010-06-13
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書

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公開日: 2010-12-03   更新日: 2024-03-26  

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