研究課題/領域番号 |
10J04622
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
システム工学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
翁 ウェイ 早稲田大学, 情報生産システム研究科, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2011年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2010年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | Customer-oriented manufacturing performance / Intelligent manufacturing system / Feedback-based dynamic forecast / production scheduling / distributed control |
研究概要 |
今年度は、昨年度に立てたモデルの汎用化を行った。最初のモデルは上記の工場の生産プロセスと制約条件のみを考慮しているため、その工場以外の生産プロセスには対応できない。一般的な生産プロセスを考えたうえ、最初のモデルに幾つかのスケジューリングとコントロール機能を追加した。それによって、ジョブのスケジューリングだけではなく、各生産ショップの従業員人数を決めることもできた。マーケットの需要量により生産スピードを決め、生産スピードにより従業員人数とジョブの処理スケジュールを決めるため、全体的な最適化を求めることができる、汎用モデルを構築できた。 そのモデルは2009年にほかの研究者が発表したリードタイム予測手法と結合すると、フレキシブルな注文・生産システムを実現することができる。数多くのランダムに生成した生産環境と生産プロセスに対するシミュレーションによると、既存の動的な生産コントロール手法より50%以上の性能アップを達成したことが分った。 この成果は生産マネジメント・オペレーションズ・リサーチ分野で有名なジャーナルEuropean Journal of Operational Researchで発表された。また、今年度では、今までの3年間やってきたジャストインタイム-スケジューリング手法をまとめ、「A Multi-Agent Scheduling System for Just-In-Time Production」と言う題目の博士論文を書いた。2011年9月に博士学位を取得した。
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