研究課題/領域番号 |
10J08221
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
武岡 暢 東京大学, 人文社会系研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2012年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2011年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2010年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 歓楽街 / 都市社会学 / セックスワーク / 都市 / 風俗営業 / 法の執行 / 不可視性 / 繁華街 / 地域コミュニティ / 中間集団 |
研究概要 |
研究計画中、平成23年度分の内容についての要点は論文の執筆であった。しかし実際には、中間報告的な投稿論文を1本書き上げた他には、主として調査と学会報告に注力することとなった。以下ではおおざっぱな時系列順に、調査、学会報告、論文の順番で研究実施状況を説明する。 (1)調査 昨年度までに研究を進めてきたセックスワークに関して、本年度はさらに客引き、スカウトという、ストリートで活動するアクターにまで調査を進めた。国内にはそもそもセックスワークに関する先行研究の蓄積が薄いが、海外においてもセックスワークに関わる男性の研究は少ない。 (2)学会報告 客引きとスカウトへのインタビューという貴重な調査を実施できたことから、これを広く学会で発表することが重要と考え、9月と11月にそれぞれ学会報告を行った。 また、これとは別に、昨年度までの研究成果を元に、8月にはブエノスアイレスで開催された世界社会学会 International Sociological Associationでも研究報告を行った。 (3)論文 9月と11月の学会報告での議論を元に、論文を執筆した。ここでは客引きとスカウトを、2000年代以降に世界的に強化された取締りの対象=「都市の無秩序」として取り上げた。法制度的制約のなかでの経済的合理性の追求と、それのみに還元されない彼らの意味付けを明らかにする内容であった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初の計画においては前年度中までに調査を終え、本年度は調査で収集されたデータの分析と論文の執筆に集中する予定であったが、前年度までの調査の進展とともに調査の焦点を微調整することとなり、本年度も引き続いて調査を継続することになったため。
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