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現代のパフォーミング・アーツにおけるメディアの利用についての歴史的・理論的検討

研究課題

研究課題/領域番号 10J10029
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 美学・美術史
研究機関東京大学

研究代表者

江口 正登  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 特別研究員(DC1)

研究期間 (年度) 2010 – 2012
研究課題ステータス 完了 (2012年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2012年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2011年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2010年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードパフォーマンス研究 / 舞台芸術 / 現代演劇 / ダンス / パフォーマンス・アート / パフォーマンス的転回 / アメリカ演劇 / アメリカ研究 / 演劇 / 環境演劇 / リチャード・シェクナー / 鈴木忠志 / メディア / 身体
研究概要

本研究の目的は、20世紀後半以降のパフォーミング・アーツにおけるメディアの利用の様態を包括的に検討し、その歴史的な変遷およびそこから見出される理論的な展望を明らかにすることである。しかし、研究を進めていく中で、こうしたメディアの問題が位置づけられるべき、より大きなパースペクティヴ自体をまず明確化することの重要性が強く意識されるようになった。それは、パフォーマンス研究という研究領域や、パフォーマンスという概念そのものが、我が国ではまだほとんど認知を得ておらず、研究者の数も極めて少ないという現状を認識してのことである。
そこで、最終年度となる本年度も、アメリカ合衆国における芸術実践および知的言説の両面における「パフォーマンス的転回」について検討する作業に集中的に取り組んだ。特に、2012年8月後半からは、ニューヨーク大学に滞在して調査を進める機会を得た。本研究においては、資料の圧倒的大部分がアメリカ合衆国に蓄積されており、また、パフォーマンスの記録映像などは、国内からは入手はもとより参照も不可能な場合が多いため、この機会を十分に活用し、精力的な調査・収集を行っている。日本を離れていることもあり、本年度中にこれを研究成果としてまとめることはできなかったが、2013年8月の帰国以降、順次その成果を発表していく予定である。
三年間の研究期間の総括として、上記のような経緯により、研究計画の重点に変更が起きたこと、すなわち、基礎的な調査としての性格が増し、それによって研究成果をまとめるのに多少の遅れが生じたことを述べておかなければならない。しかしその分、当初の研究目的を越えて、パフォーマンス研究の問題設定や手法を我が国の研究状況にどのように取り入れていくべきかということまで含めて、より生産的な基盤を確保することができたと考えている。これを引き継ぎ、今後も本研究を発展させていきたい。

報告書

(3件)
  • 2012 実績報告書
  • 2011 実績報告書
  • 2010 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] メディアの複数性を考える-ジョン・ジェスランの『ディープ・スリープ』と『ホワイト・ウォーター』2011

    • 著者名/発表者名
      江口正登
    • 雑誌名

      西洋比較演劇研究(日本演劇学会分科会西洋比較演劇研究会)

      巻: 第10号 ページ: 119-135

    • NAID

      40018810784

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] Far from Tokyo : Tadashu Suzuki's Experiments in Toga2011

    • 著者名/発表者名
      江口正登
    • 学会等名
      The 2011 Annual Conference of the International Federation for Theatre Research
    • 発表場所
      大阪大学(大阪府)
    • 年月日
      2011-08-09
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
  • [学会発表] 上演空間の拡張-R・シェクナー「環境演劇」を中心に2011

    • 著者名/発表者名
      江口正登
    • 学会等名
      日本演劇学会2011年度全国大会
    • 発表場所
      日本大学(東京都)
    • 年月日
      2011-06-18
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
  • [学会発表] アラン・カプロウ<ハプニング>再考-上演芸術の新しい言語2011

    • 著者名/発表者名
      江口正登
    • 学会等名
      Graduate Students in American Studies Programs
    • 発表場所
      同志社大学
    • 年月日
      2011-01-08
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書

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公開日: 2010-12-03   更新日: 2024-03-26  

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