研究課題/領域番号 |
10J40128
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
白井 千晶 早稲田大学, 文学学術院, 特別研究員(RPD)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2012年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2011年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2010年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | リプロダクション / 医療化 / 助産師 / 生殖技術 / 不妊治療 / 出産 / ライフヒストリー / 特別養子縁組 / 不妊 / 家族観 / 養子縁組・里親 / ライフコース |
研究概要 |
1.高齢の元産婆および高齢の開業産婦人科医に対するライフストーリ・インタビューを実施した 昨年度までのインタビューで農業環境が厳しい土地(山間部で稲作ができない圭二地)、僻地(とくに雪深い等、交通が遮断される土地)に、リフロダクションの医療化過程を読み解く鍵があることがわかっていた。最終年となる今年度、そのような上地で今なお健在の人びとにライフヒストリー・インタビューを実施した岩手県、宮城県、秋田県、千葉県、栃木県、愛知県、三重重県、長崎県、大分県、熊本県、鹿児島県、岡山県を訪問して、元産婆・助産婦、開業産婦人科医が歴史変動の中で生きてきた物語、見聞きしたことの証言などをデータに残すことができた 2.現代社会における特別養子縁組の調査研究を実施した 養子縁組団体、産むが育てずに(育てられずに)養子に出す女性、養親希望の長婦にインタビュー調査を実施した、 3.不妊当事者や生殖技術利用当事者のライフヒストリー・インタビューを実施した このインタビューには、卵子提供を依頼した人、精子提供で生表れた人など第渚が関わる生殖技術に関連する人が含まれる 4.60~80歳代の妊娠出産経験のある女性に対する出産調査を実施した 妊娠・出産した女性の側のデータを集めるために、アンケート調査をおこなった、ネット調査をおこなったことにより、流早産、人工妊娠中絶、水子供養、不妊治療の経験など、対面調査ではあらわれにくい事柄を調査することができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
遅れていた60~80歳代の妊娠出産経験のある女性に対する出産調査については、ウェブ調査に切り替えた回答者に一定の偏りがあるが偏りは確認できている。
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今後の研究の推進方策 |
最終年度を終了した,戦間期に若い産婆として活動していた人びとは皆90代半ば前後だから、聞き書きができることはもうないだろう、養子縁組、里親、不妊当事者にも、貴重なライフヒストリー・インタビューを実施することができたこれらのデータを使用した研究成果を公開することで、今後は社会に公開していきたい。
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