研究課題/領域番号 |
10NP0201
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研究種目 |
学術創成研究費
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
清野 進 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (80236067)
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研究分担者 |
清野 裕 京都大学, 大学院・医学研究科, 教授 (40030986)
門脇 孝 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (30185889)
岡 芳知 東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (70175256)
南條 輝志男 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (40164511)
武田 純 群馬大学, 生体調節研究所, 教授 (40270855)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
325,000千円 (直接経費: 325,000千円)
2002年度: 325,000千円 (直接経費: 325,000千円)
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キーワード | 多因子疾患 / 糖尿病 / 遺伝子解析 / インスリン / 遺伝子機能 / 遺伝子構造 / 相関解析 / SNPs / 原因遺伝子解析 / 多遺伝子疾患 |
研究概要 |
総括班 全班員の共同研究として、2,195名の糖尿病者と1,836名の非糖尿病者からDNAサンプルを収集し、糖尿病者について臨床情報をデータベース化した。アミリン遺伝子S20G多型の2型糖尿病への関与を明らかにした。HNF-1α、HNF-1β、HNF-4α、Isl-1、PDX1、NGN3、PAX6、NKX2.2、NKX6.1、BETA2、SuR1、Kir6.2遺伝子における計33個のSNPsについてタイピングを終了し、現在統計学的解析を行っている。 研究班1(遺伝子構造解析) SHP遺伝子の軽度肥満、2型糖尿病への関与を明らかにした。ヒトおよびマウス膵島由来のそれぞれ約2万個のESTからマイクロアレイを開発した。1型糖尿病モデルKDPラットの解析から主要感受性遺伝子Cblbを同定した。 研究班2(遺伝子機能解析) 遺伝子操作マウスの解析から、K_<ATP>チャネルとインスリン分泌、2型糖尿病、グルコースホメオスタシスとの関係、NADHシャトル機構とインスリン分泌との関係、PPARγと肥満、インスリン抵抗性との関係、IRS-2と糖尿病との関係、アディポネクチンとインスリン抵抗性との関係、CREB/ATFファミリーと糖尿病との関係を明らかにした。cAMPセンサー(cAMP-GEFII)を同定し、インスリン分泌における役割を解明した。 研究班3(疾患遺伝子解析) 1型糖尿病と視神経萎縮を主徴とするWolfram症候群の原因遺伝子WFS1を同定し、その細胞内局在を明らかにした。消化管ホルモン(GIP)と肥満、2型糖尿病との関係、PPARγ、PI3キナーゼとインスリン作用との関係を明らかにした。 研究班4(遺伝疫学解析) HNF-4α、HNF-1β、Isl-1、Pax4、Syntaxin1Aにおける新たな遺伝子変異を発見し、2型糖尿病との関係を明らかにした。多因子疾患の新たな遺伝解析法を開発している。
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