研究課題/領域番号 |
11111208
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
林 安紀子 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (70238096)
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研究分担者 |
池田 一成 東京学芸大学, 教育学部, 講師 (50293006)
橋本 創一 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (10292997)
大伴 潔 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (30213789)
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研究期間 (年度) |
1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 乳児 / 選好聴取反応 / 音声知覚 / 発達 / 言語獲得 / 育児語 / 特殊拍 |
研究概要 |
目的:日本人乳児の音声知覚における、統語構造抽出能力の発達を調べるために、乳児がいつ頃から、どのような音声特徴を手がかりとして、語構造を知覚できるようになるのかを検討した。 方法及び結果:被験児を、生後4〜6ヶ月齢群、及び生後8〜10ヶ月齢群にわけ、選好ヘッドターン法を用いた実験を行った。その結果年長群は、日本語の育児に頻出するリズム構造(語中に特殊拍を含む3拍無意味語)に対して、有意な選好を示したが、年少群では、有意な選好は認められいことがわかった。 考察及び意義:本研究の結果は、日本人乳児は6ヶ月を過ぎると、母語特有の語のリズム構造に感受性が高くなることがわかった。さらに、乳児が注目するリズム構造が育児語に多く出現する語と一致した。これらの結果は、乳児の言語獲得の基礎的過程を解明する上で重要なデータである。
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