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絶対音感所持者に関する脳の聴覚・視覚情報処理過程の機能マッピングの検討

研究課題

研究課題/領域番号 11111210
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関福井大学

研究代表者

松木 健一  福井大学, 教育地域科学部, 助教授 (10157282)

研究分担者 定藤 規弘  岡崎国立共同研究機構, 教授 (00273003)
研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードfMRI / 絶対音感 / 臨界期
研究概要

筆者らは、聴覚刺激と視覚刺激の関係と臨界期の問題をfMRIを用いて脳のマッピング上で検討することを試みた。今回は絶対音感所持者を取り上げ、絶対音感所持者が音のないピアノをひく視覚映像を見て、聴覚野を利用した処理を行うことが見られるのか、その際、言語処理と類似した処理が行なわれるのか、さらに、絶対音感を持つ被験者のピアノ等の訓練時期の違いと脳の処理部位とに連関があるのか(臨界期)を明らかにしようとした。
その結果、絶対音感所有者と絶対音感非所有者の分布は、ピアノの練習を開始した年齢が6歳以下で経験年数が5年以上を境に変化している。このデータは自己申告による質問紙調査の結果であることから、断言できないが、「習い始め6歳以下で5年以上の経験」ということが、絶対音感の有無を決定するようである。しかし、本実験の目的としてあげていた聴覚野及びその周囲に位置する言語野の使用に関して、明確な結果は見られなかった。むしろ、聴覚野よりもmotor imagery(メンタルリハーサル)に関わるとされている領域である左のSMA(補足運動野)と左のSPL(上頭頂小葉)においてActivationが見られた。また、視覚処理を扱う部位においても、視覚の中の運動情報を扱うとされているV5(MT)のなかにActivationが現れていた。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書

URL: 

公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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