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言語発達遅滞児の言語獲得-言語カテゴリーに関する検討

研究課題

研究課題/領域番号 11111223
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関東邦大学

研究代表者

諸岡 啓一  東邦大学, 医学部, 教授 (00095390)

研究分担者 瀬川 昌巳  東邦大学, 医学部, 助手 (90318262)
星野 恭子  東邦大学, 医学部, 助手 (80277334)
研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード言語発達 / 発達性言語障害 / スクリーニング / 保健所 / 就学前健診
研究概要

某施設の言語療育外来を受診した言語発達障害児の実態を検討した。対象は1歳から11歳までの合計28名。保健所以外から紹介された14名の中で、保健所で問題を指摘されたものは4名(29%)であった。保健所で言語異常の指摘を受けていたものは、全体の中では16名/38名(42%)であった。すなわち、保健所で言語発達異常の指摘を受けていたものは29%〜42%であったことから、保健所での言語発達異常の発見率は低いといえる。また、紹介なしや周囲の人の勧めで来所した児が12名(32%)みられたことが注目される。
これらの点から、年齢が進むにつれてより明らかになる言語遅滞の例があることが示唆される。このような言語遅滞としては、発達性言語障害があるが、ふつう、1歳6カ月児健診や3歳児健診において単語や二語文の遅れでチェック可能と考えられてきた。今回、保健所で異常を指摘されていない児が多かったことは、従来のスクリーニング体制が不十分であったことになるので、重要な問題である。
このことから、3歳以降で行う、就学前健診または5歳児健診の検討や、コミュニケーション異常が疑われた場合のチェツク方法の確立が望まれる。神経学的ならびに神経心理学的な診察項目を含む就学前健診についても考察を加えた。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 諸岡啓一, 他: "言語療育外来における言語発達遅退児の実態とその対応策"科学研究費特定領域研究平成11年度研究報告書. (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 諸岡啓一, 他: "小児の発達障害"小児科診療Q&A(六法出版). 30-35 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 諸岡啓一: "小児の発達とその臨床-理論と実際(1)姿勢反射と運動の発達"小児科臨床. 53(3). 405-410 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 諸岡啓一: "自閉症"小児科診療. 62(増). 629-631 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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