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脳磁図・脳波を指標とした語音認知の発達的研究

研究課題

研究課題/領域番号 11111230
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関岡崎国立共同研究機構

研究代表者

小山 幸子  岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 助手 (40270483)

研究分担者 矢部 博興  弘前大学, 医学部・付属病院・神経科精神科, 講師 (60210316)
辻本 徹  岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 助教授 (00260042)
小林 康  岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 助手 (60311198)
中村 みほ  愛知県心身障害者コロニー, 発達傷害研究所, 主任研究員 (70291945)
山田 玲子  (株)ATR人間情報通信研究所, 第一研究室, 主任研究員
研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1999年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード言語音知覚 / 聴覚野 / ヒト / 脳 / 生体磁気計測 / 英語 / 子音
研究概要

短い間隔で繰り返し提示される同一の音(標準刺激)の中に標準刺激とは異なった聴覚的特性を持つ逸脱刺激がまれ(10〜15%)に挿入された場合に、逸脱刺激に特異的に認められる脳磁場成分がある。この成分はMMNmと呼ばれ、1)前注意的な、2)逸脱検出過程を反映した成分である、と考えられている。本研究ではMMNmを指標として日本語の音素体系では区別されない/la//ra/に対する脳磁場を測定し、子音部に対する母音部の持続時間の効果を検討した。被験者は右利き日本人話者11名であった。刺激としてカスケード型フォルマント合成器によって作成した刺激音セット/lait/と/rait/から先頭の110msと150msの区間を切り出した/la/と/ra/を刺激として用いた。第1フォルマント(F1、750Hz)の定常部は/la/、137ms、/ra/、89msであった。第2フォルマント(F2)、第3フォルマント(F3)の定常部は83msであった。F2は/la/が1280Hz、/ra/が960Hz、F3はそれぞれ3000Hz、1400Hzであった。/la/を標準刺激(85%)、/ra/を逸脱刺激(15%)として、刺激長の短いshortセッション(110ms)、長いlongセッション(150ms)を各被験者に行った。両セッションとも刺激間間隔(onset-to-onset)は600msであった。刺激提はイヤーチューブを介して両耳に行った。BTi社製の37チャンネルの脳磁場計測を用いて、両側の側頭部から脳磁場を同時記録した。左右両半球において、short条件ではMMNmが認められるが、long条件では認められなかった。従って、本結果は、temporal window内の統合時に母音部が子音部をマスクし、その結果、知覚された/la//ra/の差が減少したためと解釈可能である。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Koyama, Yabe, 他6名: "Hemisphenic lateralization in an analysis of speech sounds"Brain Res (Cognitine Brain Res). (印刷中).

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2021-09-24  

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