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災害医療における人的被害軽減のための情報システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 11115224
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関神戸大学

研究代表者

鎌江 伊三夫  神戸大学, 都市安全研究センター, 教授 (70252905)

研究分担者 大星 直樹  神戸大学, 都市安全研究センター, 助手 (80294247)
中山 伸一  神戸大学, 医学部, 講師 (00252776)
石井 昇  神戸大学, 医学部, 教授 (10168172)
研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1999年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワード災害医療 / トリアージ / 教育支援システム / シミュレーション / CAI
研究概要

阪神淡路大震災以後、兵庫県は全国に先駆けて災害医療コーディネータ制度を立ち上げ、年2回、その研修会を開催してきた。神戸大学医学部災害救急医学講座の石井、中山は、基幹災害拠点病院の指定を受けた神戸大学医学部附属病院において兵庫県の災害医療コーディネータ研修会を実施し、災害医療の特徴の一つであるトリアージの実地訓練の実績を積み上げてきた。そこで、このトリアージ研修が、コンピュータのもつさまざまな教育支援機能によりさらに効率的、効果的になることを目指して、神戸大学都市安全研究センター都市安全医学研究分野の鎌江、大星は、石井、中山と共同して、トリアージのシミュレーション教育プログラムの電子化システムの開発を行った。まず、患者の年齢、性別、来院方法、来院時間、被災状況、主訴、観察、意識、呼吸、脈拍、血圧の項目を具体的に設定することにより、地震や風水害、大規模な交通事故、列車事故、爆発事故、航空機事故等で想定される患者の臨床症例約100件を作成した。次に、システム記述言語Perlを用いてそれらの臨床症例をプログラム化した。実際のシステム動作画面では自動的に患者症例が表示され、コンピュータ使用者がトリアージ区分の黒、赤、黄、緑のいずれかを回答する形式でシミュレーション教育が展開される。本研究の成果は平成11年11月の第19回医療情報学連合大会で発表し、また、平成12年1月の神戸市震災技術展のトリアージシミュレーションの実地訓練と伴に特別講演会においても紹介し、防災関係者や報道関係者の注目を浴びるに至った。今後、このシステムはさらに改良を重ねて、兵庫県の災害医療コーディネータ研修会や神戸大学医学部での教育に応用していく予定である。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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