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第二高調波分光法による電極界面電子構造の解析とピコ秒分子ダイナミクスの計測

研究課題

研究課題/領域番号 11118210
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関東北大学

研究代表者

内田 達也  東北大学, 大学院・理学研究科, 助手 (30261548)

研究分担者 寺前 紀夫  東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (70114569)
研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1999年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードSHG / 第二高調波発生 / 光電気化学 / 自己組織化単分子膜 / 時間分解 / 光誘起電子移動
研究概要

光吸収部位としてエオシンY(Eo),電極-エオシン間の電子リレー部位としてチオ尿素(TU)を有するチオール誘導体によって,自己組織化単分子修飾電極(Eo/TU/Au)を作製した。これを作用電極として電解質水溶液中でポンプ用レーザー光を照射したところ,カソード光電流が観測された。レーザー光の波長を掃引して得られた光電流の作用スペクトルがEoの吸収スペクトルと良く対応すること,電極電位をチオ尿素基を介した光誘起電子移動に基づく光電流であることを確認した。また,空気飽和下で観測された光電流がAr通気によって著しく減少することから,酸素を電子受容体とした光電流の発生機構が示唆された。ポンプ光照射に対するプローブ光の照射タイミングを変えつつ電極表面から発生する第二高調波の強度を計測し、光電流発生条件下で励起状態Eoの緩和過程を検討した。Ar通気下ではポンプ光によるEoの光励起に伴って基底状態Eoに由来するSHG強度が減少し、レーザー光のパルス幅内でその殆どが回復する短寿命成分とパルス幅以降の時間域で穏やかに回復する長寿命成分が確認できた。長寿命成分は酸素濃度にともなってその寄与が増加したことから,励起状態Eoから酸素への電子移動によって生成するEoのカチオンラジカルによるものであることが明らかとなった。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] T. Ishioka, T. Uchida and N. Teramae: "Time-resolved Near-infrared Surface-enhanced Raman Spectroscopy of a Surface-cnfined Electrochemical Reaction of 9, 10-Phenanthrenequinone"Bull. Chem. Soc. Jpn.. 12・72. 2713-2717 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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