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第三周期14〜16族元素の電子的効果を基盤とするケテン類の高選択的重合反応の開発

研究課題

研究課題/領域番号 11119219
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関東京工業大学

研究代表者

遠藤 剛  東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (40016738)

研究分担者 須藤 篤  東京工業大学, 資源化学研究所, 助手 (20293053)
研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードケテン / リビングアニオン重合 / ポリエステル / 末端官能基化
研究概要

ケテン類の重合について詳細に検討した結果,アルキルリチウムによるエチルフェニルケテンのアニオン重合がリビング的に進行し,対応するポリエステルが定量的に得られることを見出した。得られるポリエステルの分子量はケテンと開始剤の量比によって制御することができ,また分子量分布は1.1程度と狭いものであった。
このリビング性に基づき,種々の官能基を有するリチウムアルコキシドによる開始反応を行ない,重合のリビング活性末端をさまざまな求電子剤を用いてエンドキャッピングすることにより,両末端が官能基化された分子量分布の狭いポリエステルが得られた。
さらにアルコキシ基・クロロ基・ブロモ基によって置換されたフェニル基を有するケテン類のアニオン重合を行なったところ,開始剤としてアルキルリチウムもしくはリチウムアルコキシドを用いることにより重合はリビング的に進行し,対応する分子量分布の狭いポリエステルが得られた。特にブロモフェニル基を有するケテンの重合によって得られたポリエステルは,その側鎖のブロモフェニル基の遷移金属触媒によるカップリング反応によってさまざまな機能性ポリエステルヘと変換することができた。
以上のように,本研究によってケテン類のリビングアニオン重合が達成され,このことにより種々の機能性ポリエステルの精密合成が可能となった。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] A. Sudo, S. Uchino, T. Endo: "Living Anionic Polymerization of Ethylphenylketene : A Novel Approach to Well-defined Polyester Synthesis"J. Polym. Sci. Part A : Polym. Chem.. 38 (in press). (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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