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インタエレメント化合物の錯体触媒反応に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11120204
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関北海道大学

研究代表者

辻 康之  北海道大学, 触媒化学研究センター, 教授 (30144330)

研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1999年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードインタエレメント / パラジウム錯体触媒 / 反応機構 / シアノ化反応 / 選択的合成
研究概要

我々は14族元素化合物の触媒的活性化反応研究の一環として,ケイ素の強い酵素親和性を活用するシリル化,シアノ化,ならびにアシル化反応の開発を行ってきた。このうちシアノ化反応に対しては,対応する触媒反応活性種に対応する金属錯体を単離あるいは別途合成し,その構造並びに反応性を検討した。その結果,酸化的付加反応ならびに金属交換反応は極めて速いものの,生成物であるシアノ化体を与える還元的脱離反応は遅く,過剰のトリメチルシリルシアニドが存在するときにのみ進行することを明らかにした。炭素13でラベルしたトリメチルシリルシアニドを用いた反応により,触媒活性種のパラジウムシアノ種とトリメチルシリルシアニドのシアノ基が交換することにより,強く相互作用していることを明らかにした。さらに,シアノ化反応をプロパルギルエステル類のシアノ化反応に適用した。反応はパラジウム錯体触媒の存在下容易に進行し,対応するシアノ化アレンを高収率で与えた。反応溶液の^<29>SiNMRを測定すると,未反応のトリメチルシリルシアニドの吸収の他に,メトキシシランの吸収が現れた。反応においては,脱炭酸の後に発生したメトキシ基をトリメチルシリル基が有効に補足していることが明らかになった。さらにトリメチルシリルシアニドを過剰用いた場合,さらにシアノ化が進行し,ビスシリル化生成物が高収率で得られた。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Y.Tsuji: "Transition Metal Catalyzed silylation and/or Stannylation Reactions Utilizing Silylstannanes, Disilanes, and Distannanes"Research Trends. (印刷中). (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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