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インターエレメント化合物によるフラーレンの分子変換とその機能

研究課題

研究課題/領域番号 11120218
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関新潟大学

研究代表者

赤阪 健  新潟大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (60089810)

研究分担者 若原 孝次  新潟大学, 大学院・自然科学研究科, 助手 (40303177)
研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードフラーレン / ケイ素化 / C60 / シリルラジカル
研究概要

ケイ素化フラーレン類の合成:光化学的に発生させた有機ケイ素活性種であるシリルラジカル(R3Si.)等とフラーレン類の反応を検討した。求核的性質が期待されるシリルラジカルは、フラーレンヘの付加が期待される。生成物としてどの位置の付加体が生成するか、叉、付加するシリルラジカルの数はいくつか、興味深い所である。昨年度の研究成果である三員環ジシリランとC60の付加においては、1,2-及び1,4-付加の環状付加体が得られた。鎖状のジシランの場合、果たして付加位置は、1,2-,1,4-なのか、さらに1,6-等の付加が起こるのか未知である。
生成物は、電子供与性のケイ素置換基を有するので、電子豊富なC60誘導体が得られると期待される。電子的構造に関して、レドックス電位の測定による実験的データと理論計算によるHOMO/LUMOエネルギーやフラーレン上の電荷密度との比較検討により明らかにした。さらに、反応性置換基を有するジシランを用いた付加反応を試み、得られた付加体のケイ素上の置換基の分子変換により、種々の官能性誘導体の合成を行なった。
具体的には、水溶性フラーレン誘導体やLB膜作成用の長鎖アルキル基を有する誘導体の合成を試みている。
また、ポリシラン類からのシリルラジカルを用いて、新しいフラーレンドープ型ポリシランの合成にチャレンジし、その物性の解明を試みた。
この反応の興味深い点は、付加の位置、数及び付加体の構造及びそれらの物性であり、それらに関する情報を得るために理論計算グループとの共同研究を行ない、実験データが確認された。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] T. Akasaka: "Novel Metal-free Bis-silylation"Organic Letters. 1. 1509-1512 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] M. Fujitsuka: "Photophysical and Photochemical Properties of"Phys. Chem. Chem. Phys.. 1. 3527-3531 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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