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硫黄-亜鉛間の結合形成を作用機序とする抗がん、抗エイズ医薬の分子設計と合成

研究課題

研究課題/領域番号 11120244
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関熊本大学

研究代表者

大塚 雅巳  熊本大学, 薬学部, 教授 (40126008)

研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1999年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード人工配位子 / ファルネシルトランスフェラーゼ / 亜鉛フィンガー / X線結晶構造解析
研究概要

昨年度までの本特定領域研究において、研究代表者らはジメチルアミノピリジンと2つのキレート性側鎖とからなる対称的構造をもった人工配位子を種々合成した。なかでもジメチルアミノピリジンとシステアミンからなる化合物は亜鉛に対して良好な結合性を示した。
今年度はこの新たな展開として、HIV-EP1、Sp1、ファルネシルトランスフェラーゼなど、がんやエイズに関わる各種亜鉛蛋白質の阻害をめざし、メチオニンの構造を基本としたキレート性側鎖をピリジンの2位および6位に導入した新規含硫黄配位子を設計し、合成した。
さらに、既知のファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤の構造をもとに、酵素中の亜鉛部位を標的とした新規阻害剤として、ピリジン環の4位に置換ベンゼンを持つ化合物をデザインし、Stilleクロスカップリング反応を基軸とした合成法の基礎を開拓した。
合成した配位子について電位差滴定、ESRスペクトル、X線結晶構造解析などを行い、ジメチルアミノ基が配位子の性質に与える影響、配位子のプロトン化の様子、結晶および溶液中における構造に関する知見が得られた。
これらは今後の配位子のデザインや評価において非常に有用な情報であるといえる。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Teruhiko Inoue: "Fluorescence property of oxazole yellow-linked oligonucleotide.Triple helix formation and photocleqvage of doubl-stranded DNA"Bioorg.Med.Chem.. 7. 1207-1211 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Kazuo Ynezawa: "Screening for inducers of apoptosis-resistant human carcinoma cells"Adv.Enz.Regul.. 39. 145-156 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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