研究課題/領域番号 |
11121216
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
岡田 鉦彦 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 教授 (20023103)
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研究分担者 |
青井 啓悟 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 助教授 (30222467)
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研究期間 (年度) |
1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1999年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | デンドリマー / シュガーボール / 糖ペプチド / 開環重合 / 糖鎖高分子 / カプセル化 / 分子認識 / 超分子集合体 |
研究概要 |
本年度は主として以下の二つの課題について研究した。 1)両親媒性糖ペプチド型ハーフシュガーボールの合成と集合体形成 デンドリマー表面への糖ペプチド単位の導入法を活用して、デンドリマー表面の半球部分にN-アセチル-D-グルコサミン置換L-セリン単位を導入し、残りの半球部分にn-ヘキシル基を導入した両親媒性の表面ブロック型デンドリマー"ハーフシュガーボール"(第2世代〜第4世代)を合成した。^1H NMR測定によれば、これらの糖ペプチド型ハーフシュガーボールは水中ではミセル形成するが、エタノール中では逆ミセル状の集合体を形成する。また。滴重法による表面張力測定によれば、いずれのハーフシュガーボールも二つの臨界ミセル濃度を示し、水中は二段階過程でミセルが形成されることが分かった。 2)糖ペプチド型シュガーボールのカプセル化能 低分子蛍光物資の8-アニリノ-1-ナフタレンスルホン酸ナトリウム(ANS)をゲスト分子に用いて、糖ペプチド型ポリ(アミドアミン)デンドリマー内へのカプセル化を詳細に調べた。N-アセチル-D-グルコサミンを導入したデンドリマーでは、デンドリマーと糖置換L-セリンNCAとの反応をジメチルスルホキシド中で行うことにより、1分子のデンドリマー内に約8分子のANSをカプセル化することができた。D-ガラクトースを導入したデンドリマーでは、そのままではANS分子のカプセル化能が低いが、末端の1級アミノ基に適当な長さの疎水性基を導入することによって、高いカプセル化能を賦与することができた。
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