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過渡的磁性半導体の機能の研究

研究課題

研究課題/領域番号 11125103
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関早稲田大学

研究代表者

竹内 淳  早稲田大学, 理工学部, 助教授 (80298140)

研究分担者 武藤 俊一  北海道大学, 工学研究科, 教授 (00114900)
研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1999年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワードスピン緩和 / 量子井戸 / 量子ドット / スピン / Elliott-Yafet / 磁性半導体
研究概要

過渡的磁性半導体のスピン物性の解明と応用を目指して、InGaNのキャリアのスピン分極を調べるとともに、半導体量子ドットの電子スピンを用いた量子演算の検討を行った。InGaNは、近年の青色レーザなどで注目されるワイドギャップ半導体であるが、キャリアのスピン分極が生成されないことが明らかになった。これは、InGaN固有のバンド構造や結晶構造に起因していると考えられる、InGaNではエピ上でIn組成のゆらぎがあり、この組成ゆらぎのために重い正孔と軽い正孔の準位がエネルギー的に混じっている可能性が高い。半導体量子ドットの電子スピンを用いた量子演算の検討では、3重結合量子ドットにおける2電子状態を用いたゲートを提案した。系を貫く静磁場と量子ドットのサイズに依存した回転磁場、およびフォトン支援トンネリングを用いて量子コンピューティングに必要な1ビットの回転と制御NOT演算を実現できる。スピンの回転とトンネル現象のエネルギー分解能のみを用いても、少なくとも5つの量子ビットまで拡張できることが分かった。また、量子演算を行う際に重要な量子ドット間のトンネル時間を実測した。トンネル時間のバリア層幅依存性を測定し、トンネル時間がWKB近似にのることを明らかにするとともに、量子井戸間のトンネル時間より一桁遅いことを明らかにした。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] T. Nishimura et al.: "Electron Spin-relaxation in GaAs/AlGaAs Quantum Wipes analyed by transient photoluminescence"Jpn. J. Appl. Phys.. 38. L941 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] A. Tackeuchi et al.: "Electron Spin-relaxation Dinamics in GaAs/AlGaAs Quantum Wells and In GaAs/tnP Quantum Wells"Jpn. J. Appl. Phys.. 38. 4680 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] A. Tackeuchi et al.: "Picosecond Ellection-spin Relaxation in GaAs/AlGaAs Quantum Wells and InGaAs/tnP Quantum Wells"Physica B condensed matter. 272. 318 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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