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大規模・高速連想メモリーを用いたトリガーモジュールの開発(3)

研究課題

研究課題/領域番号 11127216
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関高エネルギー加速器研究機構

研究代表者

堺井 義秀  高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助教授 (90170571)

研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1999年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード高速トリガー回路 / 連想メモリー / LSIチップ
研究概要

B中間子ファクトリーの第二世代実験では、イベントレートが高いので大量の情報を高速で処理するトリガー回路が重要となるが、そのニーズに応える可能性のある新しいエレメントとして、最近開発された大規模・高速アドレスフィルタリングプロセッサ(連想メモリー)LSIチップのトリガー回路への応用を目的として研究をおこなった。これは、平成9年度及び11年度の科研費での研究を継続・発展するものである。トリガー回路は、検出器の種類等その用途に応じて多岐に亘っているため前年度までと同様にKEK BファクトリーBELLE実験等のトリガー関連のグループと定期的に打ち合わせ・意見交換を行った。
前年度までに特性を調べた市販の連想メモリーチップ川崎製鉄製KE5B256B1、KE5B064B1、KE5BGCA128ACFPの3種類のチップを使ったVMEのテストボードを作成しトリガーボードとしての性能を調べ評価した。その結果、仕様に示された通り32〜256の幅広いビット数の入力信号に対して、入力パターンがメモリーテーブルにロードされた最大8000までの任意のパターンの1つに一致した時に出力信号を出すというトリガー回路に必要な機能が確認された。但し、入力は32ビットでのシリアルな信号であるため実際の応用では入力の仕方を検討する必要がある。単一のチップでは包含的論理を組むことができないので、さらに複数のボードをカスケード接続することにより検索テーブルのエントリー数を拡張することにより、排他的論理の組み合わせによる包含的論理を充分多く構成することができることが確認された。しかし、それでも入力数が多くなると出力の条件に制限が出てくるので、応用の範囲が限られてしまうので連想メモリーに特殊な機能を追加することにより排他的論理を可能にするようなことがかんがえられる。これ等は今後に残された課題として検討する必要がある。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Y.Ushiroda 他: "Development of the central trigger system for the BELLE ditector at the KEK B-factory"Nuclear Inatruments and Methods. A438. 460-470 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] N.Tomoto 他: "Z-trigger system with BELLE Control Drift Chemper"Nuclear Inatruments and Methods. A (発表予定).

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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