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環閉鎖性水域をモデルとした生産物質循環システムの確立

研究課題

研究課題/領域番号 11128239
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関長崎大学

研究代表者

石橋 康弘  長崎大学, 環境保全センター, 助手 (00212928)

研究分担者 有薗 幸司  熊本県立大学, 環境共生学部, 教授 (70128148)
早瀬 隆司  長崎大学, 環境保全センター, 教授 (40301361)
武政 剛弘  長崎大学, 環境保全センター, 教授 (70039684)
高尾 雄二  長崎大学, 環境保全センター, 助教授 (20206709)
研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1999年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワードゼロエミッション / 閉鎖性水域 / リン / 物質循環 / ランドサット / リモートセンシング / LCA
研究概要

長崎県の中央部に位置する大村湾は、佐世保湾を経由し外界と接する二重に閉鎖的な水理構造をとり、さらに佐世保湾とは2つの狭い瀬戸のみで通じている極めて閉鎖的な海湾である。この大村湾沿岸部に面した長崎県内の市町を調査対象とし、この地域をモデルとして環閉鎖性水域における物質フロー(主にリン)を解析し、生産物質循環管理システムを確立することを目的とした。
本年度は特に、自治体の調査結果データ及びランドサットの気象データを用いて、1)LCA手法による排水処理施設を対象にしたインベントリ分析とリンの負荷量の算出、2)下水道及び浄化槽その他排水処理施設のリン負荷量の詳細な物質収支の算出、3)ランドサットを用いた大村湾周辺の市街化の傾向、人口増加及び大村湾へのリンの流入量の相関についての検討を行った。
LCA手法による排水処理施設のインベントリ分析は、大村湾岸に設置されているハウステンボスの施設について行い、本施設の3次処理プロセスのインベントリ分析の結果、各環境項目の負荷量について詳細なデータを示した。
また、大村湾内に流入する排水処理施設(浄化槽、下水処理場、その他特定施設)の詳細なリンの流入負荷量を算出した結果、年間の負荷量は約160トンであることを示した。
さらに、ランドサットを用いて大村湾周辺の市街化の傾向、人口増加及び大村湾へのリンの流入量の相関を取った結果、湾内の総リン量の増加傾向は、市街化の傾向及び人口増加と比較すると増加の割合が高いことがわかった。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 武政 剛弘: "環閉鎖性水域をモデルとした生産物質循環管理システムの確立"環境科学会1998年会講演要旨集. 269 (1998)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 有薗 幸司: "カキ殻を利用した排水からのふっ素・リン酸の除去"化学工学会沖縄大会研究発表講演要旨集. 91 (1998)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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