研究課題/領域番号 |
11128243
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
藤田 晋輔 鹿児島大学, 農学部, 教授 (70032563)
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研究分担者 |
寺床 勝也 鹿児島大学, 農学部, 助手 (70264455)
服部 芳明 鹿児島大学, 農学部, 助教授 (80180909)
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研究期間 (年度) |
1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1999年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 地域資源循環型社会システム, / 有機性廃棄物, / 木質廃棄物, / メタン発酵 / 新エネルギーの構築 / 発酵残さ |
研究概要 |
【研究目的】これまで産業及び生活から発生する廃棄物は焼却もしくは埋立てを行ってきた。しかし、環境保全の関連から産業廃棄物ならびに生活廃棄物の処理に対して大きな課題を抱えている。本課題では、「屋久島」を対象とした。ここは(1)農業、水産業及び生活から発生する廃棄物の処理に困難をきたしていること、(2)屋久島は閉鎖系の環境にあること等が大きな理由である。屋久島における「ゼロエミッション構想」の実現に向け、「廃棄物ゼロをめざした地域資源循環型社会システム」を構築することにある。 (1)屋久島に発生する廃棄物は年間27,467トンである。これらの約1%がコンポスト化されているが、大部分が焼却もしくは埋立てられている。そこで、これらをメタン発酵させることにより得られるエネルギーは重油換算で835m^3、LPG換算で647トン、電力換算で2,700Mwhと膨大なエネルギーに変換できる。更に、残さ物を炭化するシステムを構築することにより建材、農業資材が提供できる。 (2)森林資源(間伐採、製材端材等)はわずかながら発生しており、大部分がコンポスト資材に回されている。 (3)産業・生活複合化廃棄物等回収型処理システムによる新エネルギー及び各種エコマテリアルの創製技術を活用し、メタン発酵により発生したメタンガスをエネルギー化し、工場内の装置の動力源とし、発酵残さは炭化することにより農業資材への活用が可能であることを屋久町に提言した。 以上のように平成11年度の科学研究費の成果にもとづき、「廃棄物ゼロをめざした地域資源循環型社会システムの構築の構想」と「屋久島エコタウン構想」を屋久町当局に提案した結果、平成11年度の成果に踏まえ、平成12年度の科学研究費研究を継続するとともに、企業、鹿児島大学の共同研究により平成12年度中にパイロットプラントを設置し、実用化に向けた準備に入る方向で検討することができた。
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