• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

状況理論に基づくテキストベースからの知識発見の論理に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11130206
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関千葉大学

研究代表者

土屋 俊  千葉大学, 文学部, 教授 (50155404)

研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード地図課題対話 / 主導権 / 情報倫理 / プライバシー / 個人情報 / 社会的責任 / 顧客行動 / 発見の意味
研究概要

本研究の目的は、部分モデルを利用する可能世界意味論のひとつとしての状況理論・状況意味論の方法を利用して、テキストベースからの知識発見がどのような理論によって可能になるかを明らかにすることである。本年度は、これらの研究に加えて、哲学的、論理学的観点から以下のような成果を得た。
1.発見科学においては、大量データのなかにある規則性の発見のアルゴリズムの開発がひとつの研究目的とされるが、そのようなアルゴリズムによって、従来は統合不可能であった特定個人に関する情報でかならずしも本人がそのまま他人に知られたくないような内容のものを発見することが可能になる。これは、発見科学という学術研究の成果が社会的、倫理的な影響をもつことを意味する。具体的には、たとえば、顧客購買選好を追及することが可能になること、特定個人について通常であれば結びつけることができない経済的情報を結びつけることができるようになるということから、プライバシーが侵害されるというような状況がでてくることが予想される。このような可能性をもつ研究であることを自覚し、その社会的責任の所在を表明することが重要であることを指摘した。この内容の研究の一部は日本学術振興会未来開拓事業「情報倫理の構築」プロジェクトと協力して行なわれた。
2.「発見」について、「意味がある発見」とされる発見と「意味がない」とされる発見があることに着目して、その差異の基準を検討した。その結果、発見に意味があるか否かは、発見がおこなわれる社会的コンテクストによって決定されることが多いことを明らかにした。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 土屋 俊 他: "日本語地図課題対話における主導権の移動に関する試論"41-47 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 土屋 俊 他: "日本語地図課題対話コーパスの設計と特徴"人工知能学会誌. 14・2. 261-272 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 土屋 俊 他: "音声対話コーパスの共有化へ向けて"人工知能学会誌. 14・2. 231-242 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

URL: 

公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi