研究課題/領域番号 |
11131213
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
大森 保 琉球大学, 理学部, 教授 (00045022)
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研究期間 (年度) |
1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1999年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | サンゴ礁 / 二酸化炭素 / 吸収源 / フラックス / 光合成 / 石灰化 |
研究概要 |
サンゴ礁における二酸化炭素フラックスを解明するために、瀬底島において、(1)メソコズム実験、および(2)サンゴ礁観測をおこない、生物群集による生物生産量と大気-海洋間の二酸化炭素フラックスの観測をおこない、以下の成果を得た。 1)瀬底島のサンゴ礁(12月)およびメソコズム実験(4月、8月)ではいずれも大気中の二酸化炭素が海水中に吸収される傾向にあった。過去の観測(宮古島1995年)では二酸化炭素を放出する傾向の結果を得ており、今後、二酸化炭素の吸収あるいは放出を規定する要因について明らかにする必要がある。 2)海水成分の自動計測と高精度の化学分析による装置のキャリブレーションを組み合わせることにより、サンゴ礁における二酸化炭素の挙動について、時間分解能の高い観測をおこなうことができた。 3)大気中の二酸化炭素濃度変動に対するサンゴ礁の効果について明らかにするためには、精度の高い、長期間(1年以上)の観測をすることが要求される。今年度の二酸化炭素フラックスの計測は手動の分析で行われたが、今後は装置を自動化し連続観測をすることが望まれる。
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