• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

プレニルトランスフェラーゼの生成物鎖長変換に対する分子デザイン

研究課題

研究課題/領域番号 11132202
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関東北大学

研究代表者

西野 徳三  東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90005827)

研究分担者 邊見 久  東北大学, 大学院・工学研究科, 助手 (60302189)
中山 亨  東北大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (80268523)
研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードイソプレノイド / プレニルトランスフェラーゼ / ゲラニル二リン酸 / ファルネシル二リン酸 / 分子デザイン / 部位特異的変異導入
研究概要

ゲラニル二リン酸合成酵素はモノテルペンの生体合成といった工業的応用の面からも極めて高い価値を持つが、植物由来の同酵素は熱安定性などの面から応用が困難な可能性が高い。そこで耐熱性プレニルトランスフェラーゼの機能改変により、熱安定ゲラニル二リン酸合成酵素の分子デザインを試みた。先に得られた結果より、我々はプレニルトランスフェラーゼの基質結合サイトであるDDXX(XX)D配列周辺に存在するいくつかの特徴的構造が生成物であるポリプレニル二リン酸の鎖長を解決する要因であると推測した。縮合反応が進むにしたがって酵素に結合したポリプレニル二リン酸の炭素鎖は上記のDDXX(XX)D配列が存在するαへリックスに沿って伸長し、最終的にこのαへリックス上の嵩高いアミノ酸側鎖にブロックされて酵素から解離すると考えられている。そこで中等度好熱菌Bacillus sterothermophilus由来のファルネシル二リン酸合成酵素において、キャビティー構造の要素を狭めると予想される位置のアミノ酸を嵩高い側鎖を持つ残基に置換した。その結果ゲラニル二リン酸を合成する変異型酵素の作成に成功した。この結果は、プレニルトランスフェラーゼの生成物鎖長がDDXX(XX)D配列上流の芳香族アミノ酸の存在、および同配列内のアスパラギン酸間に挿入されたアミノ酸配列により規定されているとする我々の仮説を支持し、これらの酵素種における分子デザインの可能性を広げるものである。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] C. Ohto et al.: "Gene cloning and overexpression of a geranylgeranyl diphosphate synthase of an extremely thermophilic bacterium, Thermus thermophilus"Biosci. Biotechnol. Biochem.. 63. 261-270 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] C. Ohto et al.: "A thermophilic cyanobacterium Synechococcus elongatus has three differert class I prenyltransferase gene"Plant. Mol. Biol.. 40. 307-321 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] K. Narita et al.: "Protein design of geranyl diphosphate synthase. Structural features that define the prodact the specificities of prenyltransferases"J. Biochem.. 126. 566-571 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

URL: 

公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi