研究課題/領域番号 |
11132261
|
研究種目 |
特定領域研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
浜地 格 九州大学, 工学研究科, 助教授 (90202259)
|
研究期間 (年度) |
1999
|
研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
|
配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
|
キーワード | 半合成リボヌクレアーゼ / 非天然アミノ酸 / イミノニ酢酸 / 活性スイッチング / ペプチド |
研究概要 |
前年度、大量合成法を確立したイミノン酢酸部位をもつ非天然アミノ酸(Ida^4)をペプチド合成機を用いて、リボヌクレアーゼSのSペプチド配列の中に組み込むことに成功した。自動合成でいくつもの配列異性体を合成し、半合成によってリボヌクレアーゼS'変異体を作成し、それぞれの金属イオンに対する応答挙動を観察すると、興味深い知見がいくつか得られた。 (i)Ida^4を一つ導入したものより、2つ導入したものの方が応答性が高い。 (ii)アルカリ金属、アルカリ土類金属イオンには、低濃度ではほとんど応答が見られないが、遷移金属イオン特にCu^<2+>、Fe^<3+>について顕著な応答が見られた。 (iii)Ida^4を2つ導入した変異体では、導入位置によって全く異なる応答性が見られる場合があった。6位、9位をIda^4に置換したものでは、両方のIda^4が共同的に働いて、一等量aCu^<2+>が存在する場合と、二等量以上aCu^<2+>が存在する場合で酸素活性が向上から低下へと二段階の制御モードが実現されることが明らかとなった。
|