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集積型配列ポルフィリンの合成と物性

研究課題

研究課題/領域番号 11136221
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関京都大学

研究代表者

大須賀 篤弘  京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80127886)

研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1999年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードポリフィリン / 超分子 / 励起エネルギー移動 / 分子ワイヤー
研究概要

1、5,15-ジアリール置換亜鉛ポルフィリンから,銀塩酸化を繰り返すことで,メゾーメゾ結合ポルフィリンアレーの合成を行った。最長,ポルフィリン128量体の単離に成功した。これらポルフィリンアレーの吸収スペクトルや蛍光スペクトルの測定から,励起一重項でのコヒーレント長(coherent length)は,6-8個であると推定された。
2、5,15-ジアリール置換ニッケルポルフィリンを強い酸化剤で酸化すると,メゾーベータ縮環ポルフィリンが生成することを見いだした。同様な反応条件で,メゾーベータ結合ポルフィリンがメゾーベータ縮環ポルフィリンに変換することから,まず,メゾ位よベータ位で結合してから,縮環するものと思われる。縮環ポルフィリンでは平面構造のため,πー電子系が非局在化して,吸収バンドの長波長シフトや酸化電位の低下がみられ,HOMO-LUMO band gapが著しく小さくなっていることがわかった。
3、メゾーメゾ結合銅ポルフィリン2量体をアミニウムカチオンラジカルで酸化するとメゾーベーターベータで三重に結合した二重縮環ポルフィリンが得られることを見いだした。これら二重縮環ポルフィリン2量体では,吸収波長の更なる長波長シフトと酸化電位の低下が見られた。同様な手法で2重縮環ポルフィリン3量体の合成にも成功したが,その最長吸収バンドは,1251nmに観測され,HOMO-LUMO gapの更なる低下が確認できた。これらの結果に基づき,実効的な分子ワイヤーへの展開が強く示唆された。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 秋本誠志: "Exatation relaxation of zinc and pre-base porphyin probed by fenposecord fluoresenu spectroscopy"Chem. Phys. Lett.. 309. 177-182 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 白鳥英雄: "Change of electron-transfer path-selectivity bin atriad by F^--coordination at a burorare-ester bridge"Chem. Commun.. 1999. 2181-2182 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 津田明彦: "Doubly meso-β-Linked Diporphynins from Oxidation of 5, 10, 15-Xrianyl-substituted Ni^<II>- and Pa^<II>- porphyins"Argen. Chem., Int. Ed. Engl.. 39. 558-561 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 古田弘幸: "Fast Synthesis of Tetrapyrolporphyin"Organic Letters. 2. 187-189 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 古田弘幸: "Doubly N-Confused Porphyrin A New Class of Agent Carpable of Sabilizing Hisher Oxidation States"J. Am. Chem. Soc.. 122. 803-807 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 吉田直哉: "Poly (zin(II) - 5, 15-polphyrinylre) from silver (I) - promoted oxidation of zin(II) - 5, 15 - diaryl porphyrins"Chem. Commun.. 2000. 197-198 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2018-03-28  

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