研究課題/領域番号 |
11138235
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
難波 正義 岡山大学, 医学部, 教授 (80069004)
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研究分担者 |
山田 雅夫 岡山大学, 医学部, 教授 (40166731)
井上 裕介 岡山大学, 医学部, 助手 (90304302)
宮崎 正博 岡山大学, 医学部, 助教授 (90116509)
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研究期間 (年度) |
1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1999年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | HCV / core遺伝子 / NS3遺伝子 / 不死化ヒト肝細胞株 / 癌化 |
研究概要 |
ヒト肝細胞を使用したHCVによる発癌の研究は国内外でほとんどなされていない。その理由は実験の目的に適うヒト培養肝細胞株がないことによる。我々は、ヒト胎児肝細胞にSV40LT抗原遺伝子を導入することにより種々の肝特異的機能をもつ不死化ヒト肝細胞株(OUMS-29)を樹立している。本研究は、OUMS-29細胞をHCVのコアおよびNS3タンパク質により癌化させることができるかどうか調べることを目的とした。 HCV遺伝子をコードするプラスミドから、全長のコアおよびNS3遺伝子をPCRにより増幅し、発現ベクターに組み込んでプラスミドpIRES/coreとpIRES/NS3を作製した。これらのプラスミドをOUMS-29細胞にリポフェクション法によりトランスフェクトし、ハイグロマイシン存在下で増殖する細胞を継代培養した。ノザンブロットによりコアおよびNS3の発現を調べたところ、それぞれ1クローンがコアおよびNS3を安定に発現していることが認められた。これらの細胞はいずれも親株のOUMS-29細胞と比較して細胞の形態的変化は認められなかった。また、これらの細胞株が癌化能を獲得しているかどうかについては期間中に解析できなかった。
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