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ヒスタミンのがん浸潤・転移に及ぼす影響について

研究課題

研究課題/領域番号 11139205
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関東北大学

研究代表者

大津 浩  東北大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (60250742)

研究分担者 安藤 健二郎  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (40261614)
倉増 敦朗  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (90302091)
研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
1999年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
キーワードヒスタミン / がん / ヒスチジン脱炭酸酵素 / ノックアウトマウス / 浸潤 / 転移 / 免疫 / 炎症
研究概要

(1)皮膚にTNCBという薬剤で接触性過敏症を作製すると,ノックアウトマウスでは皮膚の反応がワイルドタイプに比べて強い反応がおこっており,ヒスタミンががんの免疫機構にも重要な役割を果たしている事が判明した.
(2)がん細胞の移植と生存曲線作成:この計画では先ず,ノックアウトマウスと野生型マウスでのがん移植後の生存曲線を作る.マウスは129svという系統であり,このマウスに生着する悪性黒色種由来のB-16とリンパ腫由来のEL4を腹腔内に移植する.
(3)免疫担当細胞の検討:現在までの所,免疫担当細胞特にTh細胞の分画にヒスタミンが影響されるという間接的なデータの報告があるため,脾臓においてConAおよびIL-12の刺激でTh1およびTh2の分画を観察したところ,FACSでノックアウト細胞がTh1細胞がドミナントになることが判明した.
(4)がんの浸潤および転移に対するヒスタミンの影響の病理学的な検索:ノックアウトマウスと野生型マウスヘがん移植後,腹腔内での浸潤や肝転移の程度などを病理学的に観察する.
(5)ヒスタミン高産生マウスでの観察:さらに,ヒスタミンを高産生するトランスジェニックマウスを作成した.このマウスは,ヒスタミンを高産生し,例えば血清中でのヒスタミン濃度はワイルドタイプマウスの5〜10倍レベルであった.
(6)ヒスタミンのがんの浸潤・転移に対する影響の詳細な検討:以上のようにして得られた知見をもとに,焦点を絞りさらに詳細なヒスタミンの影響についてのメカニズム解析を行った。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 大津浩: "ミニレビュー「ヒスチジン脱炭酸酵素の分子生物学」"生化学. 4月号(印刷中). (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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