研究課題/領域番号 |
11139232
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
開 祐司 京都大学, 再生医科学研究所, 教授 (40144498)
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研究分担者 |
宿南 知佐 京都大学, 再生医科学研究所, 助教授 (60303905)
遠藤 直人 新潟大学, 医学部, 教授 (10251810)
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研究期間 (年度) |
1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1999年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
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キーワード | 軟骨肉腫 / 結腸ガン / 腫瘍血管新生 / コンドロモジュリン-I / 血管新生抑制因子 / 胚発生 / 血管内皮細胞 / 遺伝子構造 |
研究概要 |
腫瘍血管造成を標的とする抗腫瘍剤は副作用を伴わないことが予測されるので、適切な腫瘍血管造成阻害因子が生産できれば極めて実用的価値が高い。一方、軟骨組織が間葉系組織では例外的に無血管である。軟骨には血管新生因子が多量に存在するが、それにもかかわらず軟骨は無血管に保たれる。申請者らは軟骨に特異的な血管新生阻害因子コンドロモジュリン-I(ChM-I)を発見した。前年度までに、ヒト組換えChM-Iの機能的発現に成功した。また、一見正常に見える軟骨肉腫組織でもChM-I遺伝子の発現レベルが正常組織に比べ著しく低減している事実を見いだした。そこで、本年度は、マウスに移植したヒト腫瘍造成に対するヒト組換えChM-Iの効果について検討すると共に、胎生初期におけるChM-Iの発現パターンを明らかにして広く組織血管化に対するChM-Iの役割について知見を得る。即ち、軟骨組織由来血管内皮細胞阻害因子として発見されたChM-Iの構造と機能に関して解析を行い、以下の諸点を明らかにした。 1.トリChM-I cDNAのクローニングに成功し、胚発生に伴うChM-Iの発現パターンを明らかにした。 2.移植ヒト軟骨肉腫をモデルとして、組換えヒトChM-Iが腫瘍組織への血管侵入を阻害することにより抗腫瘍効果を発現することを明らかにした。 3.組換えヒトChM-Iがin vivoにおいて軟骨肉腫における腫瘍血管新生のみならず結腸ガンにおいても抗腫瘍効果を発現することが明らかになった。 4.ヒトChM-I染色体遺伝子のクローニングに成功し、その染色体遺伝子座とプロモーター領域の解析を行った。
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