研究課題/領域番号 |
11140217
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
林 泰秀 東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (30238133)
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研究分担者 |
大西 宏明 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (80291326)
小林 美由紀 東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (60205391)
別所 文雄 東京大学, 医学部・附属病院, 助教授 (40010285)
滝 智彦 東京大学, 医学部・附属病院, 助手
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研究期間 (年度) |
1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1999年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | MLL遺伝子 / CBP遺伝子 / P300遺伝子 / ABI-1遺伝子 / AF17q25 / AF5q31 / 白血病 / Nup98遺伝子 |
研究概要 |
11q23転座型白血病は、乳児白血病や治療関連白血病で高頻度にみられる。これまで11q23に座位するMLLの相手遺伝子としてAF-5α、CBP、p300、ABI-1遺伝子を単離しており、今年度はt(11;17)(q23;q25)-急性骨髄性白血病の17q25とt(5;11)(q31;q23)一急性リンパ性白血病(ALL)の5q31より、新しい2つの遺伝子単離を試みた。まずこれらの白血病細胞よりcDNAライブラリーを作成し、MLL遺伝子をプローブにしてスクリーニングを行い、MLL陽性クローンを取り出してシークエンスをし、MLL遺伝子に融合した未知のcDNA断片をみいだした。この断片をプローブにしてヒト白血病cDNAライブラリーよりfull cDNAを単離した。t(11;17)の17q25より単離したAF17q25は核結合蛋白で、Septin familyのH5,NEDD5,CDC10そしてhCDCrellと相同性があり、ほとんどの組織で発現がみられた。このうちhCDCre11はt(11;22)(q23;q11.2)の22q11.2よりMLL遺伝子の相手遺伝子として単離されたものである。t(5;11)の5q31より単離したAFsq31遺伝子は、乳児白血病で高頻度にみられるt(4;11)-ALLの4q21より単離されたAF4遺伝子と相同性がみられ、表面マーカーでは、CD10陰性、CD19陽性のt(4;11)と同じB前駆型ALLであることより、t(5;11)一ALLはt(4;11)-ALLの亜型と思われた。この遺伝子の造血組織の発生・分化における役割の解明は、11q23転座型白血病の発症機序の解明に貢献するものと思われる。今年度は11p15のNUP98遺伝子と12p13のTEL遺伝子の相手遺伝子の単離はまだできてないが、単離できれば白血病の病態の解析がさらに進むものと思われ、ひき続き単離を試みている。
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