• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

インターフェロン・サイトカインの抗癌作用の研究

研究課題

研究課題/領域番号 11140218
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

岩倉 洋一郎  東京大学, 医科学研究所, 教授 (10089120)

研究分担者 須藤 カツ子  東京大学, 医科学研究所, 教授職員 (50126091)
浅野 雅秀  金沢大学, 医学部, 教授 (50251450)
研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1999年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
キーワード発癌 / インターフェロン / サイトカイン
研究概要

本研究では、癌抑制遺伝子としての機能も有するインターフェロンによって誘導される2-5A合成酵素の解析、およびその他のサイトカインの化学発癌に及ぼす影響の検討を行った。
1.2-5A合成酵素の生体機能の解析:2-5A合成酵素の生体における機能を明らかにするために遺伝子欠損マウスの作製を企画した。マウス2-5A合成酵素にはL2,L3の2種類が存在することが知られているため、機能の主要な部分を担うと考えられているL3単独のノックアウト(KO)マウス、およびL2,L3ダブルKOマウスの作製を試みた。L3単独KOについては相同組換え体ES細胞クローンが得られ、現在生殖系列に組み込まれるかどうかキメラマウスを交配して確認中である。L2,L3ダブルKOについては現在までに1463クローンを解析したが、相同組換え体は得られていない。今後、L3KOマウスについては生殖系列に組み込まれ次第、変異マウスの性状解析を行い、L2L3ダブルKOマウスについてはターゲティングコンストラクトを改変して組換え体を得る予定である。
2.化学発癌に及ぼすサイトカインの影響:IFN-γ、TNF-αKOマウスに化学発癌剤のメチルコラントレン(MCA)を皮下投与し発癌試験を行った。TRA+DMBA塗布による皮膚発癌試験においては、TNF-αKOマウスで乳頭腫の発生が抑制されることが以前に報告されているが、今回の皮下組織における発癌試験では逆にTNF-αKOマウスでも発癌率の上昇が見られた。発癌率は野生型<TNF-αKO<IFN-γKOであった。現在、発生腫瘍の組織学的検索を行っている。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書

URL: 

公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi