研究課題/領域番号 |
11140230
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
錦織 千佳子 京都大学, 医学研究科, 講師 (50198454)
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研究分担者 |
武部 啓 近畿大学, 原子力研究所, 教授 (10028318)
八木 孝司 京都大学, 医学研究科, 助教授 (80182301)
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研究期間 (年度) |
1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
1999年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
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キーワード | 色素性乾皮症 / HVJ-リポゾーム / XPAマウス / UDS(不定期DNA合成能) / ピリミジンダイマー / (6-4)光産物 |
研究概要 |
色素性乾皮症(XP)は紫外線によってDNAに生じた傷を修復する酵素を欠損するために、日光露光部に皮膚癌を生じる、高発癌性遺伝疾患で日本では除去修復能が低く、露光部の皮膚癌の発症も早く、神経症状を伴う相補性A群が最も多い。最近遺伝子導入のひとつの方法として効率の高い導入が可能とされているHVJリポゾームにXPA遺伝子を封入してXPAマウス細胞へ導入し、修復能の回復、細胞への傷害性の程度を分析し、XPA-HVJ-リポゾームの効果を評価した。ベクターはサイトメガロウイルスのエンハンサーとβ-actionのプロモーターをもつpCAGGSにヒトXPAcDNAを組み込んだpCAGGS-XPA並びにpcDNA3のEcoRIサイトにXPA遺伝子を組み込みHA tagをつけたpcHA- XPAを用いた。XPAマウスは大阪大学田中亀代次博士より供与を受けた。ベクターのHVJ-リポゾームへの封入には大阪大学金田安史博士の協力を得た。予め紫外線照射24、48時間後前にXPA-HVJ-リポゾームをXPAマウスの背部皮膚に皮内注射しておき、UVBを4kJ/m2同部に紫外線照射し、UDSを測定した。それと同じ照射4時間後の皮膚片でのピリミジンダイマー、(6-4)光産物の修復動態をそれぞれに特異的なモノクローナル抗体(金沢大学二階堂博士より供与)を用いて確認した。XPA-HVJリポゾームはコントロールリポゾームに比して明らかに紫外線照射後の不定期DNA合成能(UDS)の回復をさせ、ヒトXPA遺伝子がin vivoのマウス細胞で働くことが確認された。XPA-HVJリポゾーム処理群はコントロールリポゾームに比して、表皮、真皮ともにダイマー、(6-4)光産物の染色性が低かった。
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