研究課題/領域番号 |
11140238
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
藤原 大美 大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (70116094)
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研究期間 (年度) |
1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
1999年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
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キーワード | インターロイキン-12 / インターロイキン-18 / インターフエロン / MAPキシナーゼ / 転写因子 / 遺伝子発現 |
研究概要 |
IL-12とIL-18の両者に応答するIL-12依存性T細胞株を用い、IL-12/IL-18によるIFN-g遺伝子発現に向けた情報伝達機構を解析し、次の結果を得た。 1.IL-12はSTAT4とMycを、IL-18はAP-1を誘導した。両者は単独では弱いレベルに、共刺激では高レベル(相乗的)にIFN-g遺伝子の転写を誘導した。 2.IL-12はMAPキナーゼのうちのERKのみを、IL-18はERKのみならずp38/JNKを強力に活性化し、AP-1がIL-18によって誘導されることが裏付けられた。 3.IFN-gmRNA発現及びIFN-g産生へのシグナル生成は、IL-12刺激よりもIL-18刺激が圧倒的に強力であった。又IFN-gプロモーター(約500bp)をルシフェラーゼ遺伝子に連結したレポーターを用いたルシフェラーゼアッセイにおいて、AP-1が最強の転写活性を示した。しかしながら重要なことに、AP-1の転写活性発現にはIL-12由来シグナルが必須であった。そのうちMycはAP-1転写活性化を有意に増強した。又、マウスIFN-gプロモーターではAP-1上流にSTAT4結合部位が存在しないことに加えて、AP-1下流のプロモーターに対してもIL-12とIL-18の相乗効果がみられたことより、STAT-1はAP4下流に作用することが示唆された。 以上、IL-12シグナルは、強力な転写因子AP-1の機能発現に必須の転写因子を作用させることによってIFN-g遺伝子発現に貢献することが示唆された。
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