研究課題/領域番号 |
11140259
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
岡市 協生 長崎大学, 医学部, 助教授 (80124874)
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研究分担者 |
井原 誠 長崎大学, 医学部, 助手 (60175213)
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研究期間 (年度) |
1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | p53 / 癌治療 / 変異部位 / 放射線耐性 / 放射線感受性 / 放射線治療 / アポトーシス / Saos-2 |
研究概要 |
1.いくつかの突然変異したp53遺伝子と正常p53遺伝子をSaos-2細胞(p53遺伝子が欠失している骨肉腫細胞)に導入した。 2.放射線感受性を測定したところ、正常p53遺伝子導入細胞では、Saos-2細胞より放射線感受性が高くなった。一方、143A、175H、273H変異細胞では、放射線感受性が変わらなかったが、123A変異細胞では、放射線感受性が高くなった。 3.放射線によるアポトーシスの誘導を調べたところ、放射線の感受性とアポトーシス誘導が対応していた。 4.放射線によるWaf-1の誘導と細胞周期停止を調べたところ、放射線感受性とは相関していなかった。 5.各種抗癌剤に対する感受性を測定したところp53遺伝子の変異部位によって抗癌剤に対する感受性が異なった。 6.Yeast functional assayでこれらのp53変異遺伝子を調べたところ、放射線感受性が高くなった変異では正常型に判定され、放射線感受性が変わらなかった変異では変異型に判定された。Yeast functional assayの判定と放射線感受性は対応していた。
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