研究課題/領域番号 |
11143211
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 国立遺伝学研究所 |
研究代表者 |
荒木 弘之 国立遺伝学研究所, 細胞遺伝研究系, 教授 (20151160)
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研究分担者 |
上村 陽一郎 国立遺伝学研究所, 細胞遺伝研究系, 助手 (20321599)
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研究期間 (年度) |
1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1999年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | DNA複製 / チェックポイント / DNAポリメラーゼ / 複製開始 / 細胞周期 |
研究概要 |
出芽酵母の染色体DNA複製に必要なDNAポリメラーゼε(Polε)と相互作用するDPBIIは、染色体DNA複製とS期チェックポイントに関与している。Dpb11の機能を知るため、CHIP(Chromatin Immunoprecipitation)法によりDpb11,Polε,プライマーゼのクロマチンへの結合を種々の異変株を用いて調べ、以下のことを明らかにした。 1)Dpb11はPolεと複合体を作り、この複合体形成がDpb11及びPolεの複製開始領域への結合に必要である。 2)Polε-Dpb11複合体が複製開始領域に結合することが、Polε-プライマーゼ複合体の複製開始領域への結合に必要である。 3)複製開始には開始領域が1本鎖へとアンワインディングされ、1本鎖DNA結合タンパク質であるRPAが結合すると考えられている。RPAの変異株を用いて調べてみると、Dpb11は複製開始領域に結合しないので、複製開始領域のアンワインディングにともなって、Polε-Dpb11が複製開始領域に結合すると考えられる。 4)DPB11と遺伝的に相互作用するSLD(Synthetic Lethality with dpb11-1)3は、Sld4/Cdc45と同じようにG1期からS期初期に使用される複製開始領域に結合する。従ってSld3は、Dpb11-Polε複合体が結合する以前に複製開始領域に結合し、Dpb11-Polε複合体の複製開始領域の結合に必要であることが示唆される。
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