研究課題/領域番号 |
11144212
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
中島 琢磨 東京医科歯科大学, 歯学部, 助教授 (90256678)
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研究期間 (年度) |
1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | トポイソメラーゼIIα / ユビキチン / アデノウイルスE1A / 癌 / アポトーシス / UbcH7 / 細胞内蛋白分解 / 細胞周期 |
研究概要 |
ヒト上皮様癌細胞株KB由来MA1細胞では、アデノウイルスE1Aの発現によるアポトーシスの誘導過程においてトポイソメラーゼ(トポ)IIαのユビキチン(Ub)化と分解がDNA断片化に先行して亢進する。この分解に先行するCaspasesの顕著な活性化が起きないことから、トポIIαの異常分解をアポトーシス開始の決定要因の一つと推定し、(1)トポIIαを標的とする分子量約17kDのUb結合酵素(E2)がUbcH7であること、(2)UbcH7は、E1A誘導アポト一シスの過程でトポIIαの分解に先行して増加すること、(3)トポIIαのUb化と分解にはUbcH7の発現上昇は不十分で、細胞周期依存的に活性化するUb-リガーゼが必要なことを報告した。本年度はトポIIαのUb化と分解の開始機構の解明を目的とし、Two-hybrid法によりトポIIαに対するUb-リガーゼを検索中である。また、抗Ub抗体を用い、in vivoでUb化されたトポIIαを解析した結果、Ub化は約150kDのトポIIα部分分解産物に対して起こることが分った。この部分分解がどの様にして起こるか解析中である。
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