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アカパンカビのDNA除去修復機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 11146202
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関埼玉大学

研究代表者

井上 弘一  埼玉大学, 理学部, 教授 (60114203)

研究分担者 石井 千津  埼玉大学, 理学部, 助教授 (00114215)
研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードフラップエンドヌクレアーゼ / RIP / アカパンカビ / DNA修復
研究概要

アカパンカビのflap endonucleaseホモログ遺伝子は、394アミノ酸からなる分子量45kDのタンパク質をコードしており、1,185baseのORFからなり、途中3つのイントロンによって寸断されている。この遺伝子はRFLPマッピングの結果、第VII連鎖群に存在するが詳細なマップは不明である。アカパンカビにおけるこの遺伝子の機能を知るためRIP(repeat induced point mutation)による遺伝子破壊を試みた。遺伝子破壊操作の後、子孫株の変異原感受性試験、温度感受性試験を試みたが感受性株は得られなかった。また、子孫株のゲノムDNAを抽出し制限酵素で切断し、泳動の後、サザンハイブリダイゼイションを行い、flap遺伝子の制限酵素部位に変異が生じているかどうかを調べたところ、変異を確認できなかった。二つの可能性が考えられた。すなわち(1)アカパンカビのflap遺伝子はessentialであるため、この遺伝子に変異を持つ株は回収できない。(2)この遺伝子はRIP抵抗性で、RIPによる遺伝子破壊はできない/できにくいDNA構造になっている。そこでessentialかどうかを見るために、flap遺伝子のアンチセンス遺伝子を作製し、これを細胞内で発現させ、本来の遺伝子の働きを停止させる実験を行った。また、シャドウRIPと呼ばれる方法でessentialか否かの確認実験を行った。DNA構造に関しては、種々の制限酵素による切断実験を行ったが、やはり構造に特徴があることが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Hirokazu Inoue: "DNA repair and locus-specific mutagenesis"Mutation Research. 437. 121-133 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Shimura et.al.: "Characterization of a Neurospora crassa photolyase- deficient mutant"Fungal Genetics and Biology. 28. 12-20 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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